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今夏の新型コロナウイルス感染症等の感染拡大に備えた保健・医療提供体制の確認等について (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00416.html
出典情報 今夏の新型コロナウイルス感染症等の感染拡大に備えた保健・医療提供体制の確認等について(7/14付 事務連絡)《厚生労働省》
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高齢者施設等における適切な感染制御と医療との連携

(2)入院先の決定
(円滑な入院先の決定に向けた準備)
○ 新型コロナ患者の入院に当たっては、位置づけ変更後は、移行計画を踏まえ、
他の疾病と同様に、入院の要否を医療機関が判断し、医療機関間で入院先を決
定する仕組みへの移行を進めていただいている。
そのような中、今後感染が拡大し、入院者数が増加した場合、入院決定先が
特定の医療機関に顕著に偏るなど、かえって非効率を生じるおそれがある。そ
のため、地域の実情に応じ、これまでの地域における取組の蓄積も踏まえつつ、
以下の点について、あらかじめ方針を整理することが望ましい。その上で、病
院長会議等の場を活用するなどして、前もって関係者間で認識を共有すること
が望ましい。
① 感染拡大局面における入院の対象者
感染拡大局面においては、重症患者等入院が必要な患者が確実に入院
できることが重要である。このため、感染拡大時に混乱を招かないよう、
行政から関係者に過去の取組を共有するなどしつつ、入院の適用となる
者の考え方について統一的に整理する必要がある。
その具体的な考え方については、地域の実情に応じて様々であると思
料されるが、症状の程度、重症化リスク因子に加え、オミクロン株の特性
を踏まえ、食事・水分の摂取状況を勘案する事例もあることに留意された
い。
② 感染拡大に備えた医療機関の特性に応じた役割分担の明確化
感染拡大局面において特定の医療機関に負担を偏らせないようにする
ためには、あらかじめ受入れ医療機関間の役割分担を明確化することが
有益である。具体的には、移行計画に基づき、確保病床を有する医療機関
は新型コロナの重症者・中等症Ⅱ患者の受入れの重点化を行う等、地域に
おける医療機関間の役割分担について確認を行うことが望ましい。
また、筋骨格系疾患や代謝性疾患など他の疾患を有する患者に専門的に
対応できる医療機関についても併せて整理することが望ましい。
③ 円滑な入院先決定のための支援システムの活用
感染拡大局面において入院先を円滑に決定することができるようにす
るためには、平時から可能な限り、各医療機関が医療機関等情報支援シス
テム(G-MIS)等に直近の受入可能病床等の必要な情報を入力することを
徹底するとともに、入力状況を点検することが望ましい。
(行政による支援)
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