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ヒアリング資料4 全国肢体不自由児施設運営協議会 (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34476.html
出典情報 障害福祉サービス等報酬改定検討チーム(第32回 7/31)《厚生労働省》
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令和6年度障害福祉サービス等報酬改定に関する意見等(概要)
1 給付費関係

(視点1) より質の高いサービスを提供していく上での課題及び対処方策・評価方法
(視点2) 地域において、利用者が個々のニーズに応じたサービスの提供を受けられるようにするための、サービス提供体
制の確保に向けた課題及び対処方策
(視点3) 障害福祉サービス等に係る予算額が、障害者自立支援法施行時から3倍以上に増加し、毎年1割程度の伸びを
示している中で、持続可能な制度としていくための課題及び対処方策

(1)職員配置による給付費について
・肢体不自由児と重症心身障害(以下、重心)児の障害程度は明確に分けられるわけではなく連続的に移行する。児の持つ運動能力
をはじめとする各種の能力を最大限に伸ばすことにより、成人期以降の身体的・精神的健康状態をより高い状態に向上させ、地域にお
ける生活をより充実させることに繋げることが求められている。また、運動機能が重度であっても介助立位能力を獲得し、長期的に維
持することは児の健康状態を維持し、介助量を軽減し在宅生活を持続医可能なものとするために必要となる。しかし、現状は運営上療
育を必要とする肢体不自由児、特にいわゆる「重心周辺児」の入所療育が十分にできていない。障害種別が撤廃された現在も給付費
には肢体不自由児の枠組みがあり、在宅生活を継続的に支援するために多領域の専門家が関わる療育に見合っていない。平成24年
に医療型障害児入所施設になって入所児の重度・重複化と多様化は加速されており、「重心周辺児」への療育支援を強化して彼らの
将来の地域社会への参加拡大のために早急に職員配置による給付費について検討する必要がある。
また、今後重症心身障害に相当しない医療的ケア児の受け入れを旧肢体不自由児施設において安全性を担保しながら積極的に推進
するためにも、現在の給付費体系の見直しは必須である。

2 療育サービス関係

(視点1) より質の高いサービスを提供していく上での課題及び対処方策・評価方法 (視点2) 地域に
おいて、利用者が個々のニーズに応じたサービスの提供を受けられるようにするための、サービス提供体制の確保に向けた課題及び
対処方策 (視点4) 業務の負担軽減・効率化に向けた課題及び対処方策(ICT活用など)
(1)入所から在宅への移行支援加算
・外泊の際の保育士、指導員の関わりは入所療育と家庭療育の架け橋となり、在宅移行の支援として重要な役割を果たしており地域
移行支援機能を充実させるために、入所から在宅への移行支援加算を新たに創設することを求める。
(2)被虐待障害児・家庭養育困難児への加算
・被虐待児受け入れ加算費は、全経過中一度しか算定されないが、複数の施設が連携して受け入れに至った場合に、当該児を一定期
間以上受け入れた施設毎に算定可能にすることを求める。
(3)新興感染症や大規模災害時等において一時休止している施設内別種事業設備の柔軟な運用 (視点4) 業務の負担軽減・効率
化に向けた課題及び対処方策(ICT活用など))
・新興感染症や大規模災害時等において一時休止せざるを得なくなった設備を短期入所などに一時的に転用する等、柔軟に活用して、
施設内の安全対策と地域支援を両立させることを可能にすることを求める。
(4)業務負担軽減や効率化を進めるために必要なICT活用などに対する支援を求める。

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