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【資料1】介護老人福祉施設 (60 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34470.html
出典情報 社会保障審議会介護給付費分科会(第221回 8/7)《厚生労働省》
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介護老人福祉施設の現状と課題
<現状と課題>
◼ 介護老人福祉施設は、要介護高齢者のための生活施設であり、入所者に対して、入浴、排泄、食事等の介護その
他日常生活の世話、機能訓練、健康管理及び療養上の世話を行うことを目的とする施設。



介護老人福祉施設の請求事業所数は10,823施設、サービス受給者数は約63.2万人。介護老人福祉施設の請求事業
所数、受給者数、費用額は年々増加しており、介護保険給付に係る総費用のうち約21%を占めている。



入所者の要介護度は約4.0となっており、平成27年より新規入所者を原則要介護3以上として以来、要介護3以
上の入所者の割合が増え続けており、重度の高齢者が多数生活する介護老人福祉施設における看取りを含めた医療
ニーズへの対応の強化が求められる。



介護老人福祉施設の入所者の平均在所期間は約3.2年となっており、他の介護保険施設と比べて長くなっている。



収支差率は令和元年が1.6%、令和2年が1.6%、令和3年が1.3%と推移している。

◼ 介護老人福祉施設は「介護離職ゼロ」に向けた基盤整備の対象サービスであり、第8期介護保険事業計画では、
令和2年度(2020年度)実績値62万人から、令和7年(2025)年度にかけて71万人(14%増)の見込み量となっ
ている。


前回の令和3年度介護報酬改定では、主に以下を実施したところである。
① 特別養護老人ホームにおける中重度者や看取りへの対応の充実
② 個室ユニット型施設の設備・勤務態勢の見直し
③ 事業所を併設する場合等の人員配置基準の見直し

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