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07 参考資料 1-1 百日せきファクトシート[6.8MB] (18 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34803.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第20回 8/29)《厚生労働省》 |
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5〜9 歳(16.7%)
、10〜14 歳(16.7%)、15 歳以上(38.9%)であった。
ただし、上述の情報において注意すべきは、感染症発生動向調査定点把握の 5 類感染
症としての百日咳の報告は、原則的には、臨床診断による患者数であり、病原体診断に
基づくものではない。
推計受診患者数(万人)
図7.
感染症発生動向調査に基づく全国の百日咳年代別推計受診患者数年次推移
(2006〜2015 年)(単位:万人)
感染症流行予測調査では、5 年ごとに百日せきワクチンの主要抗原である PT および
FHA に対する国民の血清中 EIA 抗体保有状況を調査している。特に PT は百日咳の重
要な発症防御抗原と考えられている。直近の調査は、2013 年度である 81)。また、百日
咳患児の回復期血清の抗体価下限値から抗体価 10 単位(EU/mL)が乳児の発症防御レ
ベルと推定されている。ここでは PT と FHA の抗体価 10 単位(EU)/mL 以上の保有率
について考察を行う。2013 年度調査で、抗 PT 抗体価 10 EU/mL 以上の保有率は、定期
接種が生後 3 か月から開始されることから、生後 6〜11 か月で最も高く 90%超程度に
まで上昇する。その後、5 歳頃には 20%台まで漸減し、その後徐々に上昇する。百日せ
き含有ワクチン接種は、国内では標準的には主に 2 歳代までであることから、この増加
は自然感染の可能性が高いと考えられる(図8)
。一方、抗 FHA 抗体は 4〜10 歳まで
と 10 代後半、40〜60 代の年齢層でやや低いが、他の年齢群では比較的高いレベルで抗
体を保有していた。
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、10〜14 歳(16.7%)、15 歳以上(38.9%)であった。
ただし、上述の情報において注意すべきは、感染症発生動向調査定点把握の 5 類感染
症としての百日咳の報告は、原則的には、臨床診断による患者数であり、病原体診断に
基づくものではない。
推計受診患者数(万人)
図7.
感染症発生動向調査に基づく全国の百日咳年代別推計受診患者数年次推移
(2006〜2015 年)(単位:万人)
感染症流行予測調査では、5 年ごとに百日せきワクチンの主要抗原である PT および
FHA に対する国民の血清中 EIA 抗体保有状況を調査している。特に PT は百日咳の重
要な発症防御抗原と考えられている。直近の調査は、2013 年度である 81)。また、百日
咳患児の回復期血清の抗体価下限値から抗体価 10 単位(EU/mL)が乳児の発症防御レ
ベルと推定されている。ここでは PT と FHA の抗体価 10 単位(EU)/mL 以上の保有率
について考察を行う。2013 年度調査で、抗 PT 抗体価 10 EU/mL 以上の保有率は、定期
接種が生後 3 か月から開始されることから、生後 6〜11 か月で最も高く 90%超程度に
まで上昇する。その後、5 歳頃には 20%台まで漸減し、その後徐々に上昇する。百日せ
き含有ワクチン接種は、国内では標準的には主に 2 歳代までであることから、この増加
は自然感染の可能性が高いと考えられる(図8)
。一方、抗 FHA 抗体は 4〜10 歳まで
と 10 代後半、40〜60 代の年齢層でやや低いが、他の年齢群では比較的高いレベルで抗
体を保有していた。
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