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入-11.診療情報・指標等作業グループからの中間報告について (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00206.html
出典情報 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和5年度第6回 9/6)《厚生労働省》
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2.

回復期入院医療について

(1)地域包括ケア病棟について
① 地域包括ケア病棟の施設基準に係る診療実績について
○ 地域包括ケア病棟を有する病院の救急搬送の受け入れ件数については、100
件以下の医療機関が多いが、ばらつきも見られた。(P73)
○ 地域包括ケア病棟を有する病院について、救急受け入れ基準を見ると、患者
の症状により受け入れ可否を判断している割合が高かった。(P74)
○ 地域包括ケア病棟に入棟している患者のうち、救急搬送により入院した患者
は 19.5%、救急搬送後、他の病棟を経由せずに地域包括ケア病棟に直接入棟
した患者は 5.7%であった。(P75)
○ 救急搬送に係る地域包括ケア病棟への入棟経路を、病院類型、併設する病棟
の類型別に分析したが、明確な差は見られない。(P76~79)
〇 令和4年度入院・外来医療等における実態調査の調査結果によれば、地域包
括ケア病棟に入棟している患者のうち、救急搬送後、他の病棟を経由せずに地
域包括ケア病棟に直接入棟した患者の特徴は以下のとおりであった。
 傷病名は、誤嚥性肺炎や尿路感染症が多かった。(P80)
 医療的な状態が不安定である傾向であった。(P82)
 医師による診察の頻度、必要性が、高い傾向にあった。(P83)
 看護師による直接の看護提供の頻度・必要性が高い傾向にあった。
(P84)
 リハビリ実施頻度、リハビリ実施単位数は低い傾向にあった。(P85)
〇 地域包括ケア病棟入院料・入院医療管理料を算定している患者についてDP
Cデータ解析したところ以下のとおりであった。
 いずれの入棟経路においても、誤嚥性肺炎や尿路感染症が多く見られた。
(P86)
 入棟経路別の医療資源投入量等においては、緊急搬送後、直接入棟の患者
は、包括範囲の医療資源投入量が多い傾向が見られた。(P87)
 救急搬送後直接入棟の患者の割合は、地域包括ケア病棟において、多くの
病棟・病室で5%未満であったが、129 施設(7.8%)は 15%以上であっ
た。(P88)
 病院の許可病床ごとに救急搬送後直接入棟の患者の割合の分布を比較し
たが、明確な差は見られなかった。(P89)
 救急搬送後直接入棟の患者の割合が 15%以上である地域包括ケア病棟は、
割合が5%未満である地域包括ケア病棟と比較して、包括範囲の1日あた
り医療資源投入量が多い傾向にあった。(P90)
〇 地域包括ケア病棟の入棟患者のうち短期滞在手術等基本料3のみを算定す
る患者の割合は、多くの病棟・病室で0%であったが、158 施設(9.5%)は
10%以上であった。(P91)
○ 短期滞在手術等基本料3を算定する患者の割合が 10%以上である地域包括
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