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入-11.診療情報・指標等作業グループからの中間報告について (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00206.html
出典情報 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和5年度第6回 9/6)《厚生労働省》
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ている。一方で、FIMの変化の大きさは時期によって異なることを示す報告
もある。(P115,116)
○ 体制強化加算1の届出がある医療機関は届出のない医療機関と比較し、入退
棟時のFIMの差がわずかに大きくなっているものの、提供リハビリテーシ
ョン単位数が多く、平均在院日数が長かった。また、体制強化加算2の届出が
ある医療機関は届出のない医療機関と比較し、入退棟時のFIMの変化に大
きな差が無かった。(P117,118)
② 分析結果に関する主な意見
〇 回復期リハビリテーション病棟におけるデータ提出加算の提出データ項目
であるFIMについて、入退棟時のみの提出ではなく、入院期間中の定期的な
提出を求めてはどうか。
○ 指標の在り方については、体制強化加算の届出の有無による入退棟時のFI
Mの変化や平均在院日数の差が小さいことも踏まえて検討することが必要で
はないか。
3. 慢性期医療について
(1)療養病棟における医療区分について
① 医療区分についての分析
○ 療養病床における医療区分等は、平成 18 年の診療報酬改定において、患者
特性や医療提供状況等に応じた慢性期入院の包括評価として導入された区分
であり、累次の改定において医療区分の各項目について見直しをはかってき
た。(P120,121)
○ 療養病棟における患者が受けた医療行為・処置等について、医療区分3の項
目である「中心静脈栄養」は 14.3%、「人工呼吸器の管理」は 2.2%の患者に
実施されていた。(P122)
○ 平成 30 年度診療報酬改定において、療養病棟もデータの提出が必須(デー
タ提出加算の要件化)とされ、包括範囲の検査・処置等の実態を分析すること
も可能となっている。(P123)
○ データ提出加算の提出対象となるデータを分析したところ、
 医療区分に応じて医療資源投入量が増えること
 同一の医療区分においても医療資源投入量にはばらつきがあること
 医療区分によって医療資源投入量の内訳や医療行為の内容が変わること
等が明らかとなった。(P124~129)
○ 更に、疾患・状態としての医療区分と、処置等としての医療区分に分類して、
医療資源投入量を分析したところ、その分布と医療資源投入量の内訳は疾患・
状態と処置等により異なっていた。(P130~136)

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