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総-1○診療報酬基本問題小委員会からの報告について (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00211.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第556回 9/27)《厚生労働省》
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データ提出加算では、FIMについて入退棟時の点数を提出するように求めている。
一方で、FIMの変化の大きさは時期によって異なることを示す報告もあった。体制
強化加算1の届出がある医療機関は届出のない医療機関と比較し、入退棟時のFIM
の差がやや大きくなっており、提供リハビリテーション単位数が多く、平均在院日数
が長かった。また、体制強化加算2の届出がある医療機関は届出のない医療機関と比
較し、入退棟時のFIMに大きな差が無かった。
第三者機能評価の認定を受けている医療機関は、認定を受けていない医療機関と比較
し、近年の入棟時FIMの低下傾向が緩やかであり、FIMの適切な評価に関する取
組を実施している割合も高かった。
運動器疾患に対するリハビリテーションについて、実施単位数に応じた評価について
検討が必要であるとの指摘があった。
回復期リハビリテーション病棟におけるデータ提出加算の提出データ項目であるFI
Mについて、入院期間中の定期的な提出を求めてはどうかとの指摘があった。
体制強化加算について、効果が大きく出ていないことから、見直しの必要があるので
はないかとの指摘があった。
第三者機能評価について、施設基準の厳格化を図るべきであるとの指摘があった一
方、FIMの適切な評価に係る取組の推進に着目して検討するのが良いのではないか
との指摘もあった。
5-2.質の高い回復期リハビリテーション医療の提供について
(別添資料 P71~P97)
回復期リハビリテーション病棟1では、専任管理栄養士を配置しており、入院栄養食
事指導料の対象となる患者に対して、約1割の病棟でほぼ全ての患者に算定していた
一方で、約2割の病棟では全く算定していなかった。
摂食嚥下について、嚥下機能の検査を実施している患者と実施していない患者とを比
較すると、検査を実施している患者において経腸栄養の離脱割合が高かった。
退院前訪問指導は退院後のADL向上等に有効であるが、全く実施していない医療機
関が約 40%存在した。
回復期リハビリテーション病棟における身体的拘束の実施について、以下の特徴があ
った。
- 急性期一般入院料や地域包括ケア病棟届出病棟と比較し、身体的拘束の実施率が
30%以上の病棟が多い。
- 身体体拘束の実施理由としては「転棟・転落防止」が多い。
- 身体的拘束を実施している患者は、主傷病が脳梗塞や心原性脳塞栓症である者が
多い。
- 身体的拘束の実施有無に寄らず、1日あたりのリハビリテーションの実施単位数
は変わらず約6単位提供されている。
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