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入-4 4.DPC/PDPS等作業グループからの最終報告について (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00215.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和5年度第9回 10/5)《厚生労働省》
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これらの点については、本来の評価の趣旨や DPC 対象病院のあり方も踏まえ、算出

方法の見直しや DPC 対象病院の基準の見直し等の対応が必要ではないか、との指摘が
あった。
○ 効率性係数については、診療対象とする診断群分類の種類数や構成によらず在院日
数短縮の努力を評価するのであれば、各医療機関の平均在院日数と、各医療機関の症
例構成による補正を行った全国の平均在院日数の相対値を取る手法に変更すること
が望ましいのではないか、との指摘があった。(P51,52)
○ また、医療機関群ごとに期待される機能や役割が異なることを踏まえ、効率性係数
についても複雑性係数等と同様に医療機関群ごとの評価としてはどうか、との指摘が
あった。
○ 複雑性係数については、以下のような指摘があった。
・ 1日当たり医療資源投入の観点での評価の方が急性期入院医療の評価として妥当
ではないか。(P53)
・ 「1日当たり」での評価の場合、短期での入院に該当する一部の診断群分類につ
いては適切な評価とならないのではないか。
・ 「1入院当たり」での現行の評価手法は入院医療の労力の評価という観点では妥
当性があり、急性期入院医療の評価という観点から、むしろ評価の対象とする医療
機関の基準自体を検討すべきではないか。
<救急医療係数について>
○ 救急医療係数は、緊急入院の対象となる患者の治療では、診断が確定していない等
により、初期治療や鑑別診断等のために通常の予定入院による診療よりも医療資源投
入量が一定程度多くなることを踏まえ、「入院初期の実際の医療資源投入量と診断群
分類点数表に基づく点数の乖離」を評価している。(P55)
○ 救急医療係数については、高度な救急医療の実施や救急車の受け入れ数等を必ずし
も直接的に評価する項目ではないことから、評価の趣旨が明確になるよう、名称の変
更等も含め検討する必要があるとの指摘があった。(P56)
<地域医療係数(体制評価指数)について>
○ 地域医療指数における体制評価指数については、5疾病5事業等における急性期入
院医療への評価という観点から、項目ごとの評価を行っている。(P58~60)
○ 令和5年度機能評価係数Ⅱにおいて、体制評価指数の上限値に達する病院の割合は、
大学病院本院群で 11.0%(9病院)、DPC 特定病院群で 5.0%(9病院)、DPC 標準病
院群で 10.0%(150 病院)であった。(P61)
○ また、体制評価指数の上限値の5割以上を取得する病院の割合は、大学病院本院群
で 100%(82 病院)、DPC 特定病院群で 88.4%(160 病院)、DPC 標準病院群で 56.4%
(845 病院)であった。(P61)
○ 特に大学病院本院群や DPC 特定病院群については、ほとんどの病院で上限値を満た
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