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入-4 4.DPC/PDPS等作業グループからの最終報告について (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00215.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和5年度第9回 10/5)《厚生労働省》
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1月あたり 90 以下の病院では、診療密度(相対値)が低い傾向にあった。
(P87~91)


これらの点については、急性期医療の標準化という DPC 制度の趣旨を踏まえ、DPC
対象病院の要件とその評価のあり方の両面から検討する必要がある、との指摘があっ
た。
○ データ数が少ない DPC 対象病院については、さらに以下のような指摘があった。
・ 医療機関別係数を含め適切な包括評価となっていない現状があり、急性期医療の
標準化という観点からも制度になじまないのではないか。
・ 特に診療密度(相対値)が低い点については、他の DPC 対象病院に対する包括評
価にも影響することから、何らかの対応が必要である。
・ 複雑性係数に係る検討内容も踏まえると、データ数に係る一定の基準を DPC 対象
病院の要件として設定することが考えられるのではないか。


保険診療係数に係る検討内容を踏まえ、現在保険診療係数において評価を行ってい
る「適切な DPC データの作成」に係る3つの基準については、DPC 対象病院の要件と
して位置づけることが望ましいのではないか、という指摘があった。

2.算定ルールに係る検討について
(1)概要
○ DPC/PDPS においては、診断群分類ごとの在院日数に応じた3段階の1日当たり点数
の設定にあたって、入院初期に要する医療資源投入量等に応じた4つの点数設定方式を
用いている。
(P94)


また、DPC 対象病院においては、短期滞在手術等基本料3は算定不可となっており、
DPC 算定病床において対象手術等を実施した場合、入院初日に大部分の報酬が設定され
る点数設定方式 D で算定することとされている。(P95)

(2)具体的な検討内容
① 点数設定方式について
○ 標準的な点数設定方式 A については、令和4年度診療報酬改定において、入院初期
の医療資源投入量が経時的に増加傾向であることを踏まえ、入院期間Ⅰをより重点的
に評価する体系へ見直しを行った。(P97)
○ 点数設定方式別の在院日数の変化の推移を確認したところ、症例構成の補正を行っ
た場合でも、点数設定方式 A で設定される診断群分類について、在院日数の明らかな
延長・短縮はみられない。(P98,99)
○ 現行の点数設定方式 A~C については、入院期間Ⅰでの1日当たり医療資源投入量
と1入院期間での1日当たり医療資源投入量の比率(以下、
「入院期間Ⅰ/1入院比率」
という。)に応じて設定されているが、経年的な医療資源投入量等の変化により、
・ 入院期間Ⅰでの医療資源投入量が増加している診断群分類が多いこと
・ 点数設定方式 A が適用される診断群分類において、
「入院期間Ⅰ/1入院比率」が
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