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入-4 4.DPC/PDPS等作業グループからの最終報告について (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00215.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 診療報酬調査専門組織 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和5年度第9回 10/5)《厚生労働省》
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記載されている。
○ 医師少数地域への医師派遣機能を評価することについては、大学病院に期待され
る役割等を踏まえると、大学病院本院群に限った評価として考えられるのではない
かといった指摘があった一方で、大学病院の果たす機能については別途評価を検討
する必要があるのではないか、との指摘があった。
エ)外国人患者の受け入れ体制(P77~79)
○ 我が国の在留外国人は令和4年末に初めて 300 万人を超え、その国籍や在留資格
も多様化している中で、外国人患者に対する医療の質や安全の向上の観点から、外
国人患者受入環境の整備が求められており、こうした体制を審査・認証する制度と
して、外国人患者受入れ医療機関認証制度(JMIP)がある。
○ 外国人患者の受け入れ体制の評価については、社会状況の変化に伴う重要な論点
であるといった指摘があった一方で、地域医療への貢献という観点から適切な評価
指標を設定しうるのか慎重に検討する必要がある、との指摘があった。
オ)医療の質向上に向けた取組(P80~82)
○ DPC データ等の一般化等により、医療の質向上に向けた取組の重要性が増してい
る中で、厚生労働省補助事業「医療の質向上のための体制整備事業」においては、
病院の機能・規模によらず共通に計測可能、等の条件を満たす9指標を用いた医療
の質可視化プロジェクトが実施され、一定の実績が得られている。
○ DPC データ等を活用した医療の質向上に向けた取組への評価については、DPC 対
象病院の評価として適切であるといった指摘や、今後の更なる評価のあり方の検討
を前提としつつ、既に保険診療係数において基本的な病院情報の公表を評価してい
ることを念頭に置くと、令和6年度改定に向けては上記9指標に係るデータの提出
や提出データに基づく指標の算出・公表を評価していく方向性が考えられるのでは
ないか、との指摘があった。
② DPC 対象病院の要件について
○ データ/病床比(※)は、DPC 対象病院が満たすべき要件の1つとされている。
※ データ/病床比=対象期間において DPC 算定病床を退院した患者の全データ数(エラーデータ
等を除く)/DPC 算定病床数



現行の基準(1月あたり 0.875)は、平成 17 年医療施設調査の一般病床の病床利用

率(79.4%)及び特定機能病院入院基本料(一般病棟 10:1)の基準在院日数(28 日)
に基づき設定されており、急性期一般入院基本料の届出を行う医療機関の大半が満た
している。
(P83~85)
○ 一方、データ数に着目すると、急性期一般入院基本料の届出を行う医療機関全体と
比較してもデータ数が少ない DPC 対象病院が存在する。(P86)
○ データ数が少ない DPC 対象病院は、複雑性係数の値が高い傾向にあり、データ数が
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