入-3参考3入院・外来医療等の調査・評価分科会におけるこれまでの検討結果(とりまとめ)(案) (148 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00217.html |
出典情報 | 入院・外来医療等の調査・評価分科会(令和5年度第10回 10/12)《厚生労働省》 |
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診調組 入-1
5.8.10
○ 療養病棟における経腸栄養は、中心静脈栄養と比較し、生命予後が良好で、抗菌薬の使用が少ない。
○ 医療区分の導入に伴い、中心静脈栄養の患者が増加したとの報告がある。
※文献より引用
○ 胃瘻からの経管栄養 (n = 180) または中心静脈栄養 (n = 73) を提供
された高齢の嚥下障害患者である単施設コホート研究によると、高齢
の患者、低栄養状態の患者、重度の認知症患者は、TPNを受ける可
能性が高かった。 傾向スコア マッチング後の生存期間は胃瘻からの
経管栄養グループの方が有意に長かった(中央値、317日対195日、
P=0.017)。
Masaki S, et al. PLoS One. 2019 Oct 2;14(10):e0217120.
真崎 茂法ほか 学会誌JSPEN. 2020 Oct; 2巻4号: Page252-261.
○ 療養病床における嚥下障害を有する長期療養患者を対象とした研究において、経管栄養群(60例)は中
心静脈栄養群(51例)に比べ、抗菌薬使用の月平均使用日数が短く、入院生存期間が長かった。
森藤 雅彦 消化と吸収(0389-3626)44巻2号 Page98-102(2022.07)
○ 平成18年度の医療区分適用後に中心静脈栄養の患者数は増加し、中心静脈栄養の選択理由は腸管使
用が不可能な患者のみからそれ以外に拡大し、カテ感染が増加したとの報告がある。
近藤由利ほか 日本医療マネジメント学会雑誌(1881-2503)8巻1号 Page233(2007.07)
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