総-4参考1○診療報酬基本問題小委員会からの報告について (84 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00220.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第561回 10/27)《厚生労働省》 |
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<急性期充実体制加算届出施設>
①急性期充実体制加算届出施設の入院受け入れ状況
・ 令和4年4月以前の状況と令和5年1月1日時点の状況について、大きく体制を変更している施設は無かった。今後の計画として、精神疾患・身体合併症患者
への診療体制充実のため、精神疾患・身体合併症専用病床の配置を検討している施設があった。
・ 地域の医療機関との役割分担、入院受け入れの状況については、以下の通り。
小児医療
受け入れ・標榜
(9施設/9施設)
周産期医療
受け入れ・標榜
(9施設/9施設)
精神科入院医療
受け入れ・標榜
(7施設/9施設)
※「精神科主科としての入
院受け入れを行ってい
ない」、「精神科標榜な
し」の施設が2施設
・ 小児救急医療の三次受け入れ、人工呼吸器管理、血液浄化療法を要する患者、重症心身障害児のメディカルショートステイの受け
入れ等を行っている。
・ 主に小児心身症や発達障害について専門的な治療を行っている。
・ 小児を含む救急の受け入れを行っている(小児外科含む)。小児病床をコロナ病床として運用していたが、状況が落ち着けば、小児入
院医療管理料の再届出を行う。
・ 精神科疾患のあるハイリスク妊産婦の対応や外国人の受け入れも多く行っている
・ 合併症を有する妊娠も他科と連携して周産期医療を提供している。ハイリスクの妊産婦はNICUを有する施設と連携を行っている。
・ 合併症妊娠など突発な緊急事態に備えた体制を整備している。
・ 精神症状を有する妊婦等の複合的な疾患を有する患者の診療体制については、9施設とも受け入れ可能。
・ 精神科救急の基幹病院として、身体合併症のある患者の受け入れ、摂食障害等で身体管理の必要な若年の患者の受け入れ等、他
の精神科単科病院での対応困難事例について、受け入れを行っている。
・ 急性期の精神患者を中心に受け入れを行っている。
・ 入院が必要な急性期の精神患者や精神疾患を有する妊産婦について、受け入れを行っている。
・ 精神科救急・合併症に特化して受け入れを行っている。
・ 精神疾患のある急性期治療を必要とする救急患者の受け入れを行っている。
・ 精神科専用病床を持っていないため、精神科が主科の患者の受け入れは行っていない。
Ⅳ.その他、急性期入院医療の診療報酬上の評価についての意見
・ 地域の特性やそのニーズに応えるべく、高度救命救急センターや周産期母子医療センターなどの急性期医療のみならず、結核やホスピス・重症心身障害者病
棟を含め、総合且つ専門的な医療提供を実践している。このような地域の特性を踏まえた急性期医療の評価をして欲しい。
・ 一般病院でも取得できるような急性期充実体制加算ではなく、地域の最後の砦として複雑な疾患を受け入れている病院に対し、さらに上の評価があって欲しい。
・ 総合入院体制加算の実績要件として、手術件数や手術項目で限定されるため、地方の中核病院で全身麻酔件数2,000件、緊急手術350件といった実績をクリア
するのは困難である。
・ 精神科領域では、認定看護師などの資格を持った看護師、精神保健福祉士が非常に少なく、体調不良や退職により途端に運用できなくなる。地方の人材維持
や確保の困難に対して緩和等の配慮を設けて欲しい。
出典:保険局医療課調べ
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