よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【資料7】複合型サービス(訪問介護と通所介護の組合せ) (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36124.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第230回 11/6)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

論点① 複合型サービスの組合せと機能・役割
論点①
■ 介護保険制度の見直しに関する意見(令和4年12月20日社会保障審議会介護保険部会)においては、「複数の
在宅サービス(訪問や通所系サービスなど)を組み合わせて提供する複合型サービスの類型などを設けること
も検討することが適当である」とされている。
■ 訪問介護は、人材不足が顕著であり、サービス提供を断ったことがある理由の約9割が人手不足という回答と
なっている。また、訪問介護への就業希望者が少ない理由として、「一人で利用者宅に訪問してケアを提供す
ることに対する不安が大きい」ということが挙げられている状況。
■ 通所介護では、コロナ禍における特例として訪問サービスの提供が行われ、「日常の様子をみている職員が訪
問するため利用者の状態の変化にいち早く気づくことができた」ことや「これまで関わりのある職員が訪問す
るため、利用者または家族の安心感があった」ということが挙げられている。また、訪問サービスの提供を行
うこととした理由として、利用者・家族からの要望や職員からの提案によるものも挙げられ、代替となるサー
ビスが見つからなかった場合などにも利用者の在宅における生活の維持が図られたという報告もあった。
■ 調査研究事業では、訪問系・通所系サービスを併用する際、急なキャンセル等のサービス変更があった場合の
連絡調整が煩雑であるなどの課題が指摘されている。
■ このような状況も踏まえつつ、一体的なサービス提供により効果的かつ効率的なサービスとなるよう、複合型
サービスの組合せとその機能・役割についてどのように考えるか。

対応案


複合型サービスについては、「訪問介護」と「通所介護」を組み合わせた地域密着型サービスとしてはどうか。



サービスの役割・機能については、 「訪問介護」と「通所介護」を一体的にサービス提供を行うことにより、
「訪問」と「通所」における利用者の態様を把握した上で、随時共有し、利用者の状況やニーズに即応したき
め細かなサービスの提供を行うことで、機能訓練等を通じた生活機能の維持・向上を図り、要介護者の自立し
た在宅生活が継続できるよう、効果的かつ効率的なサービスを行うことを目的としてはどうか。

10