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【資料2】「経済財政運営と改革の基本方針2023」等関連事項について (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36621.html
出典情報 社会保障審議会医療保険部会(第171回 11/29)《厚生労働省》
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薬剤自己負担見直しに関するこれまでの医療保険部会での主な意見
第170回医療保険部会(令和5年11月9日)

※議事録に基づき事務局にて整理

(長期収載品の保険給付の在り方の見直しについて)


長期収載品の保険給付の在り方の見直しを中心として検討を進めることについて、異論はない。ただ、持続可能性という観
点から考えれば、例えば、市販品類似の医薬品の保険給付の在り方の見直し等については、引き続き検討をしていく必要があ
るのではないか。



長期収載品の保険給付の在り方の見直しについては、現実的にはこの選択肢になる。現場での事務負担がかからないよう、
システム上の対応も含めて、なるべく簡素な形の実施、また、国から関係者への丁寧な周知が重要。



長期収載品の保険給付の在り方を中心として検討することに異論はない。見直しによって得られた財源は、創薬力の強化に
向けたイノベーションの推進に着実に充てることが重要。その上で、国民皆保険の持続可能性の確保とイノベーションの推進
の両立を図る観点から、その他の薬剤自己負担の項目に関しても、引き続き議論のテーブルに乗せる必要。



長期収載品から後発医薬品への置換えについては、保険財政の持続可能性の確保の観点から前向きに理解。ただし、後発医
薬品の需要が急激に高まることで、供給体制にさらに負荷がかかる懸念があり、こういった点を踏まえて、慎重な検討が必要。
また、限りある医療資源を有効活用するという観点から、セルフメディケーションの推進が不可欠、また、原材料価格や人件
費の動向など、経済情勢を踏まえつつ、医薬品メーカーの強みを生かした事業運営を後押しするような環境整備が重要。



長期収載品の保険給付の在り方の見直しについて、後発医薬品の安定供給が非常に大事という前提の上で、原則的には参照
価格制というのが、経済学的に考えて望ましい。



薬剤の創薬力について、資金的にも政策的にも少し足りず、今後考える必要があるのではないか。

(選定療養の活用について)


選定療養として位置づけることは、医師が先発医薬品の銘柄指定をする場合の理由について、診療所、病院、いずれも患者
希望というのが、理由として一番多いことを考えても、妥当。



長期収載品の自己負担の在り方の見直しの方向で検討を進めることが合理的であり、その検討に際しては選定療養の活用が
現実的。



イノベーションの評価あるいは安定供給の確保を図るということが重要であり、そうした観点から言えば、長期収載品につ
いては、医療上の必要性に配慮しながら、選定療養と位置づけることが、妥当な方向。



落としどころとしては、選定療養を使う長期収載品に対する保険給付の在り方というのは、一定程度理解。

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