本分析における主なデータの出典と用語
【データ】
 病院については、医業・介護収益に占める介護収益の割合が２％未満の医療機関を集計したデータ（集計１）を使用している。
 病院以外については、調査に回答した全ての医療機関等を集計したデータ（集計２）を使用している。
 年度損益を扱った集計について、一般診療所と歯科診療所のH29・H30・R元・R２・R３・R４年度の個人および全体の集計は、青色申告者を
含むデータを使用している。
 「Ⅲ 資産・負債等の経年比較」の集計について、R３・R４年度の一般診療所と歯科診療所の個人および全体は、設備投資額を除いて青色
申告者を含む集計が存在しないため、青色申告者を含まないデータを使用している。
 一部のデータについては、厚生労働省と調整の上使用している。

【用語】
 今回調査とは第24回医療経済実態調査（R３・R４年度のデータ）、前回調査とは同第23回（R元・R2年度データ）を指す。
 一般診療所の「有床」とは入院診療収益のある診療所、「無床」とは入院診療収益のない診療所と定義した。入院診療収益のない診療所の
中には有床診療所として登録されているものも少数あるが、結果報告データでは参考値となっているため、本分析では入院診療収益のある
診療所のみを「有床」として扱う。
 収益を、医業収益・介護収益（保険薬局は収益）の合計額とし、新型コロナウイルス感染症関連の補助金は含まないものと定義した。
 「（コロナ関連の補助金を含む）」の損益差額は、収益に新型コロナウイルス感染症関連の補助金を加えた額から医業・介護費用（保険薬
局は費用）を引いた額と定義した。「 （コロナ関連の補助金を除く）」の損益差額は、収益から医業・介護費用（保険薬局は費用）を引いた額
と定義した。
 損益差額率は、損益差額を収益で除した値と定義した。
 材料費は、診療材料費・医療消耗器具備品費（一般診療所の場合は材料費、歯科の場合は歯科材料費） および給食用材料費の合計と定
義した。
 年収は、給料の年（度）額と賞与を合計した金額と定義した。
 ※上記以外の注釈は末尾を参照のこと。

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