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意見概要 (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37384.html
出典情報 社会保障審議会 介護保険部会(第111回 1/17)《厚生労働省》
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る。
・また、介護現場にいるみなさんの教育・知識・介護技術を向上
させるには、どのような対策が必要なのか、介護労働者の声も
聴きながら、検討を進めていただくことを希望する。
・養護者については、大きな要因となっている「被虐待者の認知
症の症状」、「虐待者側の介護疲れ・介護ストレス」、「虐待者側
の理解力の不足や低下」について、介護保険制度の支援は充分
だったのか、あるいは介護労働者が関わっていても防止するこ
とができなかったのか、さらに分析をしていただきたい。

「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法
律」は、法律名通り、1)高齢者虐待の防止 2)高齢者の養護者
に対する支援等の 2 つの柱から成り立っている。高齢者の養護
者に対する支援等について、養護施設従事者に対しては当該施
設や自治体が研修を行ったり、当該施設が従事者のメンタルヘ
ルスに取り組んでいたりしている。しかしながら、養護者に対
しては同様の取り組みが十分とは言い難く、介護家族の支援を
含め今後さらに充実させる必要がある。介護労働者や介護家族
等の多くは、決して好んで虐待をするわけではない。行き詰っ
た場合や、孤立しがちな介護家族などへの相談先の拡充や対
応・支援の充実をさらに強化していただくことを希望する。


憲太郎

・特段の意見はない。
・高齢者虐待の予防、再発防止に向け、養護者や養介護施設従事
者等への支援の拡充について、意見を申し述べる。
・高齢者虐待の予防、再発防止は、高齢者の尊厳の保持、権利擁
護の観点から、行政、関係団体・機関、各施設・事業所、そし
て国民一人ひとりが、それぞれの立場で取り組むべき極めて重
要な課題である。
・今回提示された資料では、被虐待者において認知症を有する方

山本 則子

の割合が高いことが示されており、認知症の中核症状や行動・
心理症状(BPSD)、症状別の対応等について養護者や養介護
施設従事者に正しい理解を促すとともに、特に養護者に対して
は介護に係る負担や不安を軽減する支援が必要であり、関係職
種、関係機関において、専門的な立場からの支援が得られるよ
うな方策の充実について検討が必要と考える。
・また、養護者による虐待の主要因である「介護疲れ・介護スト
レス」を軽減する方策の一つとして、レスパイトケアの確保も
重要である。介護サービスには緊急ショートステイの制度があ