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03 資料1 おたふくかぜワクチンについて (15 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37506.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第23回 1/24)《厚生労働省 |
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おたふくかぜワクチン接種後の無菌性髄膜炎の報告 ①
第 1 5回 厚生 科学審 議会 予防 接種 ・ワ クチ ン 分科 会
予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会
資料2
2020 (令和2) 年1月17日
⚫ 単味おたふくかぜワクチンの添付文書に記載されている無菌性髄膜炎の頻度は、本研究のデータが引用されている。
⚫ 1993年のMMRワクチン中止後も、任意接種が行われていた単味ワクチンの無菌性髄膜炎の頻度を明らかにするため
に本研究が実施された。
⚫ 対象人数は21,465例、前向き研究、保護者が症状を記録、ウイルス学的検討も行われ、無菌性髄膜炎の発症頻度は
10万接種あたり47件と報告された。
無菌性髄膜炎発生頻度
10万接種あたり件数(%)
株
内容
年度
出典
おたふくかぜワクチン接種後と自然感染後の無菌性髄膜炎の比較
<方法>
2000年1月から2003年1月に、おたふくかぜワクチンを接種された健康な18歳以下
の小児を対象とした前向き研究。
・追跡方法
;ワクチン接種後に30日間、保護者が症状を記録。
・無菌性髄膜炎;医師が症状より、重症度が入院に価すると判断した場合に髄液
を採取、髄液細胞数15/視野以上で診断し、ウイルス学的解析
(ウイルス分離、RT-PCR)を施行。
<結果>
・解析対象人数;21,465例(平均年齢 3.17歳、中央値 3.0歳)
・無菌性髄膜炎は10例 (0.047%) が報告された。
鳥居株;5/7850 (0.06%)、宮原株;2/6758 (0.03%)、星野株;3/6847 (0.04%)
2007
Vaccine. 2007,
30;25(14):2742-7
文献中の実数
47
(0.047%)
星野
鳥居
宮原
1
10例/21,465例
永井崇雄ら:ムン
プスワクチンの副
反応調査(最終報
告).
・髄液のPCR検査でワクチン株が特定された症例は8例 (0.037%)報告された。
鳥居株;4/7850 (0.05%)、宮原株;1/6758 (0.01%)、星野株;3/6847 (0.04%)
上記研究は、自然感染後についても同様の調査が行われた。
おたふくかぜの自然感染症例、1051例(平均年齢4.9歳)が解析対象とされ、13例
(1.24%)の無菌性髄膜炎が報告され、ウイルス学的検索で野生株が特定された症例
は7例 (0.67%)であった。難聴が1例 (0.1%)で報告された。
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第 1 5回 厚生 科学審 議会 予防 接種 ・ワ クチ ン 分科 会
予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会
資料2
2020 (令和2) 年1月17日
⚫ 単味おたふくかぜワクチンの添付文書に記載されている無菌性髄膜炎の頻度は、本研究のデータが引用されている。
⚫ 1993年のMMRワクチン中止後も、任意接種が行われていた単味ワクチンの無菌性髄膜炎の頻度を明らかにするため
に本研究が実施された。
⚫ 対象人数は21,465例、前向き研究、保護者が症状を記録、ウイルス学的検討も行われ、無菌性髄膜炎の発症頻度は
10万接種あたり47件と報告された。
無菌性髄膜炎発生頻度
10万接種あたり件数(%)
株
内容
年度
出典
おたふくかぜワクチン接種後と自然感染後の無菌性髄膜炎の比較
<方法>
2000年1月から2003年1月に、おたふくかぜワクチンを接種された健康な18歳以下
の小児を対象とした前向き研究。
・追跡方法
;ワクチン接種後に30日間、保護者が症状を記録。
・無菌性髄膜炎;医師が症状より、重症度が入院に価すると判断した場合に髄液
を採取、髄液細胞数15/視野以上で診断し、ウイルス学的解析
(ウイルス分離、RT-PCR)を施行。
<結果>
・解析対象人数;21,465例(平均年齢 3.17歳、中央値 3.0歳)
・無菌性髄膜炎は10例 (0.047%) が報告された。
鳥居株;5/7850 (0.06%)、宮原株;2/6758 (0.03%)、星野株;3/6847 (0.04%)
2007
Vaccine. 2007,
30;25(14):2742-7
文献中の実数
47
(0.047%)
星野
鳥居
宮原
1
10例/21,465例
永井崇雄ら:ムン
プスワクチンの副
反応調査(最終報
告).
・髄液のPCR検査でワクチン株が特定された症例は8例 (0.037%)報告された。
鳥居株;4/7850 (0.05%)、宮原株;1/6758 (0.01%)、星野株;3/6847 (0.04%)
上記研究は、自然感染後についても同様の調査が行われた。
おたふくかぜの自然感染症例、1051例(平均年齢4.9歳)が解析対象とされ、13例
(1.24%)の無菌性髄膜炎が報告され、ウイルス学的検索で野生株が特定された症例
は7例 (0.67%)であった。難聴が1例 (0.1%)で報告された。
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