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03 資料1 おたふくかぜワクチンについて (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37506.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第23回 1/24)《厚生労働省
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おたふくかぜワクチン接種後の無菌性髄膜炎のまとめ(前向き研究+追跡あり)

第 1 5回 厚生 科学審 議会 予防 接種 ・ワ クチ ン 分科 会
予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会

資料2

2020 (令和2) 年1月17日

接種対象者に、接種後一定期間の無菌性髄膜炎の発症の有無を確認した研究
論文

1,



無菌性髄膜炎発生頻度
(10万接種当たり)

接種対象者の
年齢

研究方法

追跡方法

対象者数

ウイルス学的
検討

ワクチン接種後と
自然感染後の比較
(2007/2015)

47
(3歳未満では18)

18歳未満

前向き研究

保護者が
症状を記録

21,465例

あり

平均3.17歳

VPDの会の
報告
(2019)

0

前向き研究

電話等で
追跡調査

9,393例

なし

1歳から15歳
1歳児が64.1%
平均2.5歳

・1の永井らの報告では対象者数は2万人台だが、前向き方法で追跡もされており、分離した株のウイルス学的検討もされた。
また、無菌性髄膜炎の診断が明確であった。
・2の報告では、無菌性髄膜炎の発生頻度は年少児ほど低い可能性が示唆された。
・ウイルス学的検討は、前向き研究で、研究計画にウイルス学的検討の実施がふくまれているもののみを「あり」とした。

検討
⚫ 1,2の研究は、無菌性髄膜炎の発症の把握に漏れがないよう、最も周到なデザインで実施されているのではないか。
⚫ この研究で、10万接種当たり47例の無菌性髄膜炎が報告されていることについては、信頼性が高いのではないか。
⚫ 2の研究における、3歳未満の児において無菌性髄膜炎の発生頻度がより低いとの結果について、どう考えるか。
⚫ 4は最近の研究であり、電話等で追跡調査がされ、把握漏れが少ないと考えられる。対象人数は1, 2より少ないが
無菌性髄膜炎の頻度の報告が低いことについてどう考えるか。

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