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04 資料2 多屋参考人提出資料 (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37506.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第23回 1/24)《厚生労働省
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要旨

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• おたふくかぜワクチン接種8 週間後までの副反応が疑われる症状に関して,原
則として,接種医師を対象にWeb にて情報収集を⾏った.ワクチンの接種期
間は,2020 年1 ⽉1 ⽇から2023 年3⽉31 ⽇までとし,接種の対象は1
歳以上就学前の⼩児とした.前向きに8 週間フォローできた44,708 例のうち,
無菌性髄膜炎発⽣例は6 例(疑い例2 例を含む)で,頻度は10 万接種あ
たり13.4であった.頻度は低いものの,急性脳炎,けいれん重積を認めた症
例もあった.症状出現時の検体を収集できた無菌性髄膜炎(疑い例1 例を
含む)3 例について病原体診断を実施したところ,2例からおたふくかぜワクチ
ン株遺伝⼦が検出され,うち1 例からワクチン株ウイルスが分離された.頻度
の解釈には⼗分留意する必要があるが,ムンプス罹患後の無菌性髄膜炎の発
⽣頻度に⽐べると低いものの,1 回⽬接種後には,頭痛,嘔吐などの髄膜炎
を疑う症状が⼀定の頻度で発⽣していたこと,無菌性髄膜炎6 例(疑いを含
む)のうち5 例が1 回接種後に発⽣していたことから,特に1 回⽬接種を実施
する際は,注意が必要である.