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04 資料2 多屋参考人提出資料 (19 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_37506.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第23回 1/24)《厚生労働省
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考察より⼀部抜粋︓詳細は⽇本⼩児科学会予防接 19
種・感染症対策委員会報告をご参照ください

⽇本⼩児科学会誌2024年1⽉号に掲載︓⻘字は⼩委員会⽤に頻度の表記を統⼀するために追記

• ワクチンによる無菌性髄膜炎発症率は,添付⽂書の記載によると0.1% 未満(2,300 ⼈接種あたり1 ⼈程
度:10万接種で43.5程度)(星野株),0.1% 未満(1,600 ⼈接種あたり1 ⼈程度︓10万接種で62.5
程度)(⿃居株)
• Nagaiらは21,465 例を対象とした前⽅視的観察研究において,ウイルス学的に証明されたワクチン接種後の無
菌性髄膜炎発症率は,0.04%︓10万接種で40相当(星野株),0.06%︓10万接種で60相当(⿃居
株)と報告
• Mutaらはこのデータを基にワクチン接種後の無菌性髄膜炎発症率について年齢群別に検討を⾏い,3 歳未満で
は0.018%︓10万接種で18相当,3 歳以上では0.078%︓10万接種で78相当 であり,年⻑児接種の⽅
が有意に⾼いことを⽰した(相対リスク4.35,95% 信頼区間1.05〜18.2,p=0.04)
• 中⼭らは,星野株ワクチン市販後調査報告に基づき,ワクチン接種後の無菌性髄膜炎の頻度は2014年以降で
は約3 万接種で1 例以下︓10万接種で3.3以下相当と報告
• Kumihashiらは,医療機関および企業からの報告による医薬品副作⽤データベースを⽤いて調査を⾏い、
2004 〜2015 年における⿃居株ワクチン接種後の無菌性髄膜炎は10 万接種で1.3 から4.4 であったと報告
• Ohfujiらは、企業からの副反応報告に基づく解析で,⿃居株ワクチン接種後の無菌性髄膜炎が,10 万接種あ
たり7.90(1998〜2000 年)から2.78(2016〜2018 年)まで減少したと報告