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【資料3-2】小児(5-11 歳)の新型コロナワクチンの接種について(健康局の説明資料) (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24538.html
出典情報 医薬品等行政評価・監視委員会(第7回 3/18)《厚生労働省》
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2.本日の論点:【1】小児(5-11歳)の新型コロナワクチンの接種について
まとめ

⃝ デルタ株からオミクロン株への置き換わりが進んでいるが、これまでの変異株に対するワクチンの有効性や、今後新たな変異株が出
現する可能性も踏まえる必要がある。
⃝ オミクロン株流行期における、小児(5-11歳)の新型コロナウイルス感染症に関しては、肺炎等の重篤な症状を呈する症例の割合
はデルタ株流行期と比較して少ないものの、肺炎等の重篤な症状を呈する症例数は増加傾向である。また、感染者数全体に占める、
小児(5-11歳)の新型コロナウイルス感染症の報告割合は増加傾向である。
⃝ 現時点までに得られている、小児(5-11歳)の新型コロナワクチンの接種に係る科学的知見を整理すると、以下の通り。




デルタ株を前提とした数理モデルを用いたシミュレーションによると、小児(11歳以下)の新型コロナワクチンの接種が進むこと
により、同世代における重症例の発生が抑制されるのみでなく、中高年世代を含む人口全体の感染者数や重症者数を減少させる効果
が期待される。
オミクロン株出現前の臨床試験によると、発症予防効果は90.7%であったと報告されている。
※18歳以上の者に関しては、ワクチンのオミクロン株に対する発症予防効果等は確認されている。小児の新型コロナワクチンのオミクロン株への影
響については、引き続き情報収集を行う。




2回目接種後約2か月の追跡期間において安全性が示されたと報告されており、心筋炎等の副反応の報告頻度に関しては、報告によ
り発熱等の頻度は異なるものの、12-15歳と比較して少ないと報告されている。
諸外国においては、全ての小児に対して接種を勧めている国と、限定的な対象者に対して接種を推奨している国がある。

⃝ 新型コロナワクチンを受けられるようになった場合に、小学生の5~6割が「とても受けたい」「どちらかというと受けたい」と回
答しており、小学生以下の子供の保護者の7割以上が「とても受けさせたい」、「どちらかというと受けさせたい」と回答している。
※オミクロン株の出現以前に行われたアンケート結果である。

⃝ 国内においても、薬機法に基づき有効性、安全性を審査した結果、1月21日に小児(5-11歳)の初回シリーズの接種に使用するワ
クチンとして、ファイザー社ワクチンが薬事承認された。
事務局案



小児(5-11歳)の初回シリーズにおける新型コロナワクチンの接種に関しては、緊急のまん延予防のために実施するという趣旨を
踏まえ、今後流行する変異株の状況、ワクチンの有効性・安全性に関する一定程度の知見、諸外国における小児への接種の対応状
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況等も勘案して総合的に判断し、ファイザー社ワクチンを用いて特例臨時接種に位置づけることとしてはどうか。