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資料4 障害者虐待事例への対応状況調査結果等について (2 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38193.html |
出典情報 | 社会保障審議会 障害者部会(第140回 3/5)《厚生労働省》 |
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調査結果
○ 毎年度、厚生労働省において実施している「令和4年度障害者虐待事例対応状況調査結果(令和5年12月公表)」において、
・ 養護者及び障害福祉施設従事者等による障害者虐待について、それぞれ相談・通報件数、虐待判断件数、被虐待者数がい
ずれも増加し、特に、障害福祉施設従事者等による虐待判断件数が大幅に増加
・ 通報者の割合については、近年の傾向と同様に、養護者による虐待は警察、障害福祉施設従事者等による虐待は施設・事
業所の管理者や職員からの通報が増加
・ 施設従事者虐待の虐待判断件数については、施設・事業種別では共同生活援助、施設入所支援、生活介護の順に多く、障
害種別では知的障害者や行動障害のある者の割合が高い
・ 虐待の発生要因は、養護者による虐待は「家庭における被虐待者と虐待者の人間関係」や「虐待者が虐待と認識していな
い」が多く、障害福祉施設従事者等による虐待は「教育・知識・介護技術等に関する問題」「倫理観や理念の欠如」「職員
のストレスや感情コントロールの問題」が多い
・ 市町村における虐待通報への対応状況について、「虐待通報件数」に占める「事実確認調査を行った件数」及び「虐待と
判断した件数」の割合に一定のばらつきがある(P7・11参照)
等の状況が認められた。
<養護者による障害者虐待> (P4~6参照)
・相談・通報件数
:8,650件(対前年度1.18倍)
・虐待判断件数
:2,123件(対前年度1.06倍)
被虐待者数:2,130人(対前年度1.06倍)
・相談・通報者
:警察51%、本人13%、施設・事業所の職員11%、相談支援専門員11% 等
・虐待行為の類型
:身体的虐待69%、心理的虐待32%、経済的虐待17%、放棄、放置11%、性的虐待3%
・被虐待者の障害種別:知的障害45%、精神障害43%、身体障害19%
※行動障害がある者は28%
・発生要因
:家庭における被虐待者と虐待者の人間関係42%、虐待者が虐待と認識していない41%
等
<障害者福祉施設従事者等による障害者虐待> (P8~10参照)
・相談・通報件数
:4,104件(対前年度1.28倍)
・虐待判断件数
: 956件(対前年度1.37倍)
被虐待者数:1,352人(対前年度1.41倍)
・相談・通報者
:当該施設・事業所その他職員16%、設置者・管理者15%、本人16%、家族・親族11% 等
・虐待行為の類型
:身体的虐待52%、心理的虐待46%、性的虐待14%、放棄、放置10%、経済的虐待5%
・被虐待者の障害種別:知的障害73%、身体障害21%、精神障害16% ※行動障害がある者は34%
・事業所種別
:共同生活援助26%、施設入所支援22%、生活介護14% 等
・発生要因
:教育・知識・介護技術等に関する問題74%、倫理観や理念の欠如58%、職員のストレスや感情コントロー
ルの問題57% 等
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○ 毎年度、厚生労働省において実施している「令和4年度障害者虐待事例対応状況調査結果(令和5年12月公表)」において、
・ 養護者及び障害福祉施設従事者等による障害者虐待について、それぞれ相談・通報件数、虐待判断件数、被虐待者数がい
ずれも増加し、特に、障害福祉施設従事者等による虐待判断件数が大幅に増加
・ 通報者の割合については、近年の傾向と同様に、養護者による虐待は警察、障害福祉施設従事者等による虐待は施設・事
業所の管理者や職員からの通報が増加
・ 施設従事者虐待の虐待判断件数については、施設・事業種別では共同生活援助、施設入所支援、生活介護の順に多く、障
害種別では知的障害者や行動障害のある者の割合が高い
・ 虐待の発生要因は、養護者による虐待は「家庭における被虐待者と虐待者の人間関係」や「虐待者が虐待と認識していな
い」が多く、障害福祉施設従事者等による虐待は「教育・知識・介護技術等に関する問題」「倫理観や理念の欠如」「職員
のストレスや感情コントロールの問題」が多い
・ 市町村における虐待通報への対応状況について、「虐待通報件数」に占める「事実確認調査を行った件数」及び「虐待と
判断した件数」の割合に一定のばらつきがある(P7・11参照)
等の状況が認められた。
<養護者による障害者虐待> (P4~6参照)
・相談・通報件数
:8,650件(対前年度1.18倍)
・虐待判断件数
:2,123件(対前年度1.06倍)
被虐待者数:2,130人(対前年度1.06倍)
・相談・通報者
:警察51%、本人13%、施設・事業所の職員11%、相談支援専門員11% 等
・虐待行為の類型
:身体的虐待69%、心理的虐待32%、経済的虐待17%、放棄、放置11%、性的虐待3%
・被虐待者の障害種別:知的障害45%、精神障害43%、身体障害19%
※行動障害がある者は28%
・発生要因
:家庭における被虐待者と虐待者の人間関係42%、虐待者が虐待と認識していない41%
等
<障害者福祉施設従事者等による障害者虐待> (P8~10参照)
・相談・通報件数
:4,104件(対前年度1.28倍)
・虐待判断件数
: 956件(対前年度1.37倍)
被虐待者数:1,352人(対前年度1.41倍)
・相談・通報者
:当該施設・事業所その他職員16%、設置者・管理者15%、本人16%、家族・親族11% 等
・虐待行為の類型
:身体的虐待52%、心理的虐待46%、性的虐待14%、放棄、放置10%、経済的虐待5%
・被虐待者の障害種別:知的障害73%、身体障害21%、精神障害16% ※行動障害がある者は34%
・事業所種別
:共同生活援助26%、施設入所支援22%、生活介護14% 等
・発生要因
:教育・知識・介護技術等に関する問題74%、倫理観や理念の欠如58%、職員のストレスや感情コントロー
ルの問題57% 等
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