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2022年度 病院の経営状況について (8 ページ)
出典
| 公開元URL | https://www.wam.go.jp/hp/keiei-report-r5/ |
| 出典情報 | 2022年度 病院の経営状況について（3／8）《福祉医療機構》 |
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2023-014
3
2022 年度の医業利益率は、補助金除外では△
4.5％、補助金含むでは△1.1％といずれもマイ
療養病入院料 1 を算定する療養型病院は、病
床利用率の低下により、医業利益率が低下
ナス値となった。経常利益率をみると、補助金
除外では△2.8％、補助金含むでは 4.6％と、コ
次に、療養病棟入院料 1、同入院料 2 を算定
ロナ補助金収益の有無で経営状況に大幅な違い
する病床が全病床に対して過半数を占める療養
がみられた。また、赤字病院割合をみても、補助
型病院について、2021 年度・2022 年度で同じ
金除外では 61.5％まで拡大しており、コロナ専
入院基本料を算定する病院の経営状況を比較し
用病床として空床を確保する等の対応を行うコ
た（図表 8）
。
ロナ患者受入実施病院においては、補助金がな
ければ厳しい経営状況になることがみてとれる。
単価がともに上昇した。これによって、1 床当た
じめとしたコロナ補助金収益がコロナ患者受入
り医業収益は 173 千円上昇した。
実施病院の経営をなんとか安定化させたといえ
費用面では、増収に対して従事者 1 人当たり
るだろう。なお、令和 6 年度改定では、恒常的
人件費がほぼ横ばいであったことから、人件費
な感染症対応への見直しが実施されることとな
率は 0.3 ポイント低下した。一方で、医療材料
っており、コロナ対応から通常医療への円滑な
費率および経費率が上昇したことで、1 床当た
移行により、収益の確保が必要である。
指
標
（図表
5）黒字・赤字施設別
病床数
病床利用率
在院日数
新患率 5）黒字・赤字施設別
（図表
1 日平均入院患者数
1 日平均外来患者数
入院単価
（図表
5）黒字・赤字施設別
外来単価
医業収益・費用の状況
1 床当たり医業収益
1 床当たり医業費用
人件費率
医療材料費率
給食材料費率
経費率
うち水道光熱費率
減価償却費率
医業利益率
経常利益率
従事者の状況
100 床当たり医師数（常勤）
100 床当たり医師数（非常勤）
100 床当たり看護師等数
100 床当たりその他従事者数
100 床当たり従事者数（計）
従事者 1 人当たり人件費
赤字病院割合
療養病棟入院料 1 を算定する療養型病院は、
病床利用率が低下したものの、入院単価・外来
2022 年度も前年度と同様に、病床確保料をは
（図表 8）2 か年度同一病院比較
療養型病院の経営状況
療養病棟入院料 1・2 を算定する療養型病院の経営状況
療養病棟入院料 1 算定病院（n=286）
差 2022-2021
2021
2022
一般型養護の経営状況
123.4
123.1
床
△ 0.3
89.2
88.3
％
△ 0.9
125.5
121.7
日
△ 3.7
6.4
8.3
1.9
％
一般型養護の経営状況
110.1
108.7
人
△ 1.4
58.9
56.1
人
△ 2.7
23,563
24,394
831
円
一般型養護の経営状況
9,987
10,911
924
円
療養病棟入院料 2 算定病院（n=33）
2021
127.0
81.9
92.1
6.2
104.0
82.1
21,882
9,933
差 2022-2021
2022
124.3
△ 2.7
79.4
△ 2.5
91.8
△ 0.3
6.4
0.3
98.7
△ 5.3
79.8
△ 2.3
22,634
752
10,675
742
千円
千円
％
％
％
％
％
％
％
％
9,855
9,437
58.2
9.1
3.5
21.1
1.9
3.9
4.3
6.4
10,027
9,698
57.9
9.5
3.5
21.8
2.5
4.0
3.3
5.7
173
261
△ 0.3
0.4
0.0
0.7
0.5
0.1
△ 1.0
△ 0.7
9,171
9,365
61.0
10.8
4.1
21.0
2.3
5.2
△ 2.1
1.4
9,244
9,714
62.3
11.3
4.1
22.5
2.8
5.0
△ 5.1
△ 0.2
73
349
1.3
0.5
△ 0.0
1.5
0.6
△ 0.2
△ 3.0
△ 1.6
人
人
人
人
人
千円
％
3.4
2.1
61.8
37.0
104.3
5,520
23.1
3.5
2.1
61.5
37.6
104.7
5,566
28.7
0.1
△ 0.0
△ 0.2
0.6
0.5
46
5.6
3.1
2.3
57.6
38.3
101.3
5,528
39.4
3.1
2.5
60.7
39.8
106.1
5,430
42.4
△ 0.1
0.2
3.2
1.5
4.8
△ 97
3.0
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2022 年度の医業利益率は、補助金除外では△
4.5％、補助金含むでは△1.1％といずれもマイ
療養病入院料 1 を算定する療養型病院は、病
床利用率の低下により、医業利益率が低下
ナス値となった。経常利益率をみると、補助金
除外では△2.8％、補助金含むでは 4.6％と、コ
次に、療養病棟入院料 1、同入院料 2 を算定
ロナ補助金収益の有無で経営状況に大幅な違い
する病床が全病床に対して過半数を占める療養
がみられた。また、赤字病院割合をみても、補助
型病院について、2021 年度・2022 年度で同じ
金除外では 61.5％まで拡大しており、コロナ専
入院基本料を算定する病院の経営状況を比較し
用病床として空床を確保する等の対応を行うコ
た（図表 8）
。
ロナ患者受入実施病院においては、補助金がな
ければ厳しい経営状況になることがみてとれる。
単価がともに上昇した。これによって、1 床当た
じめとしたコロナ補助金収益がコロナ患者受入
り医業収益は 173 千円上昇した。
実施病院の経営をなんとか安定化させたといえ
費用面では、増収に対して従事者 1 人当たり
るだろう。なお、令和 6 年度改定では、恒常的
人件費がほぼ横ばいであったことから、人件費
な感染症対応への見直しが実施されることとな
率は 0.3 ポイント低下した。一方で、医療材料
っており、コロナ対応から通常医療への円滑な
費率および経費率が上昇したことで、1 床当た
移行により、収益の確保が必要である。
指
標
（図表
5）黒字・赤字施設別
病床数
病床利用率
在院日数
新患率 5）黒字・赤字施設別
（図表
1 日平均入院患者数
1 日平均外来患者数
入院単価
（図表
5）黒字・赤字施設別
外来単価
医業収益・費用の状況
1 床当たり医業収益
1 床当たり医業費用
人件費率
医療材料費率
給食材料費率
経費率
うち水道光熱費率
減価償却費率
医業利益率
経常利益率
従事者の状況
100 床当たり医師数（常勤）
100 床当たり医師数（非常勤）
100 床当たり看護師等数
100 床当たりその他従事者数
100 床当たり従事者数（計）
従事者 1 人当たり人件費
赤字病院割合
療養病棟入院料 1 を算定する療養型病院は、
病床利用率が低下したものの、入院単価・外来
2022 年度も前年度と同様に、病床確保料をは
（図表 8）2 か年度同一病院比較
療養型病院の経営状況
療養病棟入院料 1・2 を算定する療養型病院の経営状況
療養病棟入院料 1 算定病院（n=286）
差 2022-2021
2021
2022
一般型養護の経営状況
123.4
123.1
床
△ 0.3
89.2
88.3
％
△ 0.9
125.5
121.7
日
△ 3.7
6.4
8.3
1.9
％
一般型養護の経営状況
110.1
108.7
人
△ 1.4
58.9
56.1
人
△ 2.7
23,563
24,394
831
円
一般型養護の経営状況
9,987
10,911
924
円
療養病棟入院料 2 算定病院（n=33）
2021
127.0
81.9
92.1
6.2
104.0
82.1
21,882
9,933
差 2022-2021
2022
124.3
△ 2.7
79.4
△ 2.5
91.8
△ 0.3
6.4
0.3
98.7
△ 5.3
79.8
△ 2.3
22,634
752
10,675
742
千円
千円
％
％
％
％
％
％
％
％
9,855
9,437
58.2
9.1
3.5
21.1
1.9
3.9
4.3
6.4
10,027
9,698
57.9
9.5
3.5
21.8
2.5
4.0
3.3
5.7
173
261
△ 0.3
0.4
0.0
0.7
0.5
0.1
△ 1.0
△ 0.7
9,171
9,365
61.0
10.8
4.1
21.0
2.3
5.2
△ 2.1
1.4
9,244
9,714
62.3
11.3
4.1
22.5
2.8
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△ 5.1
△ 0.2
73
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1.3
0.5
△ 0.0
1.5
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△ 0.2
△ 3.0
△ 1.6
人
人
人
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千円
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61.8
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104.3
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3.5
2.1
61.5
37.6
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5,566
28.7
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△ 0.0
△ 0.2
0.6
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46
5.6
3.1
2.3
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38.3
101.3
5,528
39.4
3.1
2.5
60.7
39.8
106.1
5,430
42.4
△ 0.1
0.2
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