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資料1_医学研究の充実・大学・大学病院の魅力向上について (2 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/124/mext_00010.html
出典情報 今後の医学教育の在り方に関する検討会(令和5年度 第8回 3/18)《文部科学省》
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今後の医学教育の在り方に関する検討会 中間取りまとめ抜粋
2.医学部及び大学院における教育・研究の充実
2-2.医学部及び大学院における教育・研究の充実に向けた方策
(2) 大学院博士課程の魅力向上
○ 大学院博士課程と専門医制度との関係性を含めたキャリアパスの改善の観点からは、より早期に博士課程に入学するキャリアを開くため、専門研修と
両立する博士課程のプログラムを充実することが考えられる。(略)
○ 各大学・大学病院においては、例えば、研修2年目から博士課程へ進学し並行的に履修するなど、柔軟なカリキュラムとコース設定を行うことが望まし
い。
○ さらに、各学会における専門医の取得に当たっては、例えば、その取得要件において、論文投稿や学会発表など一定の研究活動を求めることを検討す
べきである。
○ (略)医師それぞれが、自身のキャリアをデザインできるよう、人材の流動性を確保し、多様なキャリアパスが用意されていることが必要である。このため、
国は、海外留学や海外大学と連携した大学院プログラム(ジョイント・ディグリー、ダブル・ディグリー)等によるキャリア形成を支援するとともに、各大学
における研究活性化のための取組(研究者に対する一定の研究エフォートの確保、研究活性化プロジェクトの設立、基金造成による研究費支援、研
究DX の推進等)を広く周知するなど、各大学の取組を後押しする必要がある。特に働き方改革を進める中においては、診療と両立しながら十分な
研究時間を確保するための配慮と工夫を求めることが必要である。
○ 研究者養成に特化した仕組みである医学部臨時定員における研究医枠については、大学院修了後のポストの確保など研究者としてのキャリアパスの
支援及び海外研修の機会の提供について必須とするなど、より充実した教育プログラムとするため不断の改善が必要である。また、研究医枠については、
近年、増員がなされていないが、研究医養成の重要性に鑑み、国は、医学部定員全体の方向性等を踏まえつつ、研究者養成に特化した枠の設置
促進等、その範囲内において研究医を増員する方策を検討する必要がある。
(3) 医学研究力の向上
○ (略)国は、医学分野以外の研究者が、医師とともに分野横断的な研究を推進できる環境整備を進めることが重要であり、他学部出身の人材が
大学病院に自由に出入りできるような仕組みやそのためのハブになる拠点を整備するなど、試行的な取組を推進する必要がある。
○ また、研究者が研究に従事する時間の確保や研究を行うことの魅力を高める方策の一つとして、国は、バイアウト制度の活用や、競争的研究費の直接
経費における研究代表者(PI)の人件費の支出等の各大学の取組について、一層の普及・促進に取り組むべきである。
○ 大学病院で勤務する医師が、他の医療機関に派遣されている間や、例えば育児などにより非常勤として勤務する場合などにおいても、必要な研究を継
続できるよう、所属機関は、研究費への応募資格の各大学における取扱いにおいて配慮するなど、研究しやすい環境を整えることが重要である。

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