よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


参考資料 新型インフルエンザ等対策政府行動計画の改定に向けた意見 (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38893.html
出典情報 社会保障審議会 医療部会(第107回 3/21)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

策の推進など、日頃からの着実な取組により、将来的な感染拡大による
リスクを軽減していく観点も重要である。
・感染症対応での国際連携の重要性
(感染症対応での国際連携の重要性)
感染症の情報収集や対応に当たっては、国際的な連携の重要性がま
すます増していることに留意が必要である。
さらに、現在、新型コロナ対応の経験も踏まえ、WHO ではパンデミッ
クの予防、備え、対応に関する国際文書を策定するための政府間交渉会
議が設置され、新たな法的文書の作成に向けた議論や、IHR の改正に向
けて議論が行われている。こうした昨今の感染症危機対応の国際的な
動向にも目配りが必要である。
特に、感染症対策では、各国が積極的に貢献し、国際社会の一員とし
ての役割を果たすことが、国境を越えて拡大する感染症に立ち向かう
国際社会の利益となるのみならず、自国における感染症との戦いを有
利にするものである。我が国が先進諸国と連携を図り、また、開発途上
国への国際協力等を通じて国際社会へ貢献するための施策を講じてい
くことが重要である。
また、研究開発の観点からも国際的な連携は欠かせないものである。
例えば、2021 年の G7 サミットで提案された「100 日ミッション(100
Days Mission)」のように、感染症危機の発生後速やかにワクチン・診
断薬・治療薬などを迅速に開発するための国際連携の取組が行われて
いる。国際的な連携を行いながら迅速な研究開発を可能とし、こうした
国際連携による取組が円滑に進められるよう、医薬品、医療機器等の品
質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(昭和 35 年法律第 145 号)
をはじめとする関連する諸法令等に基づく手続の簡素化や迅速化等の
余地がないかを検討することも求められる。
②新たな技術の活用
引き続き、新興感染症等の発生のおそれがある一方で、対応を行う上
で有用な様々な技術革新や技術の活用も進んでいる。
その代表的なものとしては、例えば、ワクチンにおける技術革新が挙
-9-