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資料(Ⅰ)歯科保健課 (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38529.html
出典情報 令和5年度全国医政関係主管課長会議(3/29)《厚生労働省》
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1.歯科口腔保健施策について
厚生労働省では、平成元年から 80 歳になっても自分の歯を 20 本以上保つこ
とを目標とした8020(ハチマル・ニイマル)運動を推進しており、その成果
として8020達成者の増加や学童期のむし歯有病者率の減少など、国民の歯
及び口腔の健康状態が改善されている。
歯・口腔の健康は、国民が健康で質の高い生活を営む上で基礎的かつ重要な
役割を果たしていることから、平成 23 年8月には「歯科口腔保健の推進に関す
る法律」が公布・施行されている。本法に基づき、平成 24 年7月に「歯科口腔
保健の推進に関する基本的事項」
(以下「基本的事項」という。)を策定し、令和
6年度からは次期基本的事項を「歯・口腔の健康づくりプラン」として開始予定
としている。

(1)歯・口腔の健康づくりプランについて
歯・口腔の健康づくりプランでは、社会環境の整備に関する取組を一層推進
し、口腔の健康格差の更なる縮小を目指すとともに、健康寿命の延伸や健康格
差の縮小につながるよう、国民の口腔の健康の保持・増進に更に取り組んでい
く。都道府県等においても、地域の状況に応じた次期基本的事項に基づき、引き
続き歯科口腔保健施策を推進していただきたい。
なお、計画期間については、次期国民健康づくり運動プランをはじめとした
他の計画(医療計画、医療費適正化計画等)の計画期間と整合性を図ることとし
ており、令和6年度から令和 17 年度までの 12 年間とする。【PⅠ歯3】
(2)歯科疾患実態調査
歯科疾患実態調査はわが国の歯科保健状況を把握し、今後の歯科保健医療対
策を推進するための基礎資料を得ることを目的としており、歯・口腔の健康づ
くりプランのベースラインの提示・中間評価及び最終評価に必要なデータソー
スとして令和 6 年度から 4 年ごとに実施することとしている。各都道府県にお
かれては、調査の実施に引き続きご協力いただきたい。【PⅠ歯4】
(3)歯科口腔保健の推進に関する主な事業
① 8020運動・口腔保健推進事業
「8020運動・口腔保健推進事業」において、地域の実情に応じた総合的
な歯科保健医療施策を進めるための体制確保、歯科疾患の予防や口腔機能の
維持向上のために必要な事業、要介護高齢者等への対応や人材育成等の実施
に対する財政支援を実施しているところ。
都道府県等からの本事業に関する要望等を踏まえて、来年度は一部事業内
容の拡充や補助要件の見直しを予定しており、「歯科疾患予防事業」・「歯科保
健医療サービス提供困難者等への歯科保健医療推進等事業」について、人口規
模の大きい都道府県及び保健所設置市の補助単価等を見直すこととしている。
各都道府県におかれては、市町村へ周知いただくとともに、市町村支援に引
き続き努めていただき、当該事業も活用しつつ、更なる歯科口腔保健施策を推
進していただきたい。【PⅠ歯5】

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