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重篤副作用疾患別対応マニュアル 重症高血圧 令和5年12月 (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/topics/2006/11/tp1122-1k.html
出典情報 重篤副作用疾患別対応マニュアル 重症高血圧(2023年12月)《厚生労働省》
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重症高血圧
英語名:severe hypertension

A.患者の皆様へ
ここでご紹介している副作用は、まれなもので、必ずしも起こるものではありません。
ただ、副作用は気づかずに放置していると重くなり健康に影響を及ぼすことがあるので、
早めに「気づいて」対処することが大切です。そこで、より安全な治療を行う上でも、本
マニュアルを参考に、患者さんご自身、またはご家族に副作用の黄色信号として「副作用
の初期症状」があることを知っていただき、気づいたら医師あるいは薬剤師に連絡してく
ださい。

「高血圧の治療中で特に血圧のコントロールの悪い方などが、解熱
消炎鎮痛薬(非ステロイド性抗炎症薬など)、一部の漢方薬(カンゾ
ウ製剤など)、副腎皮質ステロイド薬、免疫抑制薬、経口避妊薬、抗
うつ薬、抗がん剤、分子標的薬などの薬剤を使用した場合に「重症
高血圧」が引き起こされる場合があります。
高血圧でない人がこれらの薬剤だけで突然重症高血圧を発症するこ
とは稀ですが、高血圧症の人では血圧のコントロールが不良になる
ことは珍しくなく、そこから重症高血圧に至ることがあります。
血圧が上がっただけで出てくる特徴的な症状はありません。一部
の重症高血圧では、頭痛、手足が片方だけ動かしにくい、胸の痛み、
息切れ、動悸といった症状が出ることがあります。これらはいずれ
も危険な症状です。突然これらの明らかな症状がみられた場合には
救急車を要請してください。
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