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05【資料2】小児に対するインフルエンザウイルスワクチンについて (15 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40343.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第25回 5/23)《厚生労働省》 |
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【1】小児に対するインフルエンザワクチンについて
(3)経鼻弱毒生インフルエンザワクチン等の有効性、安全性
不活化ワクチンの有効性に関する国内の知見②
⚫ 日本の1自治体において4小学校の全児童を対象に2006/07シーズンより継続的にアンケート調査を実施した。2022/23シー
ズンにおけるA型インフルエンザに対するワクチン有効率は41%[95%CI 2-65%] であった。
山口ら2(厚労科研研究班報告)
研究内容:日本の1自治体において、4小学校の全児童を対象に1
月上旬にアンケート調査(今年度インフルエンザワクチン接種回数
及び接種日など)を実施。インフルエンザを発症した児童に対して
追加調査(発熱時点・解熱時点、最高体温、インフルエンザ型、抗
インフルエンザ薬)も実施した。ワクチン接種群と非接種群のイン
フルエンザA・B罹患率の比較および多変量解析によるワクチン有
効率(VE)を算出した。
ワクチン有効率: シーズン別
2006/07
オッズ比:0.59[95%CI 0.35-0.98]VE:41%
であった。
2008/09
2010/11
2011/12
2012/13
2013/14
A型
53%
68%
40%
33%
-1%
45%
19%
(23~71%)
(53~79%)
(8~61%)
(-1~55%)
(-55~30%)
(20~61%)
(-68~61%)
B型
(-34~35%)
7%
2014/15
結果:
2022/23シーズンにおいては、感染例:219例(A型:182例 B型:2
例 型不明:35例) 非感染例:1,407例であった。A型インフルエン
ザ罹患の調整後オッズ比とVaccine effectiveness(VE)は、
2007/08
N/A
2015/16
-38%
14%
-7%
15%
24%
(-99~5%)
(-23~45%)
(-70~32%)
(-50~52%)
(-13~49%)
2016/17
2017/18
2018/19
2019/20
2022/23
A型
44%
33%
29%
66%
44%
39%
41%
(24~58%)
(1~55%)
(-4~52%)
(39-81%)
(22-60%)
(9-90%)
(2~65%)
B型
N/A
N/A
N/A
N/A
31%
(-2~54%)
N/A
15%
(-15~37%)
*2)より改変。各欄下段括弧内は95%CI
2020/21シーズンおよび2021/22シーズンはいずれも全て該当なし(N/A)であった。
なお、B型インフルエンザは症例数が少なく、VEの検出は困難で
あった。
2 山口真也, 他. 2022/23年シーズンの土浦市4小学校におけるインフルエンザ流行状況の調査並びにワクチン有効率の検討
15
(3)経鼻弱毒生インフルエンザワクチン等の有効性、安全性
不活化ワクチンの有効性に関する国内の知見②
⚫ 日本の1自治体において4小学校の全児童を対象に2006/07シーズンより継続的にアンケート調査を実施した。2022/23シー
ズンにおけるA型インフルエンザに対するワクチン有効率は41%[95%CI 2-65%] であった。
山口ら2(厚労科研研究班報告)
研究内容:日本の1自治体において、4小学校の全児童を対象に1
月上旬にアンケート調査(今年度インフルエンザワクチン接種回数
及び接種日など)を実施。インフルエンザを発症した児童に対して
追加調査(発熱時点・解熱時点、最高体温、インフルエンザ型、抗
インフルエンザ薬)も実施した。ワクチン接種群と非接種群のイン
フルエンザA・B罹患率の比較および多変量解析によるワクチン有
効率(VE)を算出した。
ワクチン有効率: シーズン別
2006/07
オッズ比:0.59[95%CI 0.35-0.98]VE:41%
であった。
2008/09
2010/11
2011/12
2012/13
2013/14
A型
53%
68%
40%
33%
-1%
45%
19%
(23~71%)
(53~79%)
(8~61%)
(-1~55%)
(-55~30%)
(20~61%)
(-68~61%)
B型
(-34~35%)
7%
2014/15
結果:
2022/23シーズンにおいては、感染例:219例(A型:182例 B型:2
例 型不明:35例) 非感染例:1,407例であった。A型インフルエン
ザ罹患の調整後オッズ比とVaccine effectiveness(VE)は、
2007/08
N/A
2015/16
-38%
14%
-7%
15%
24%
(-99~5%)
(-23~45%)
(-70~32%)
(-50~52%)
(-13~49%)
2016/17
2017/18
2018/19
2019/20
2022/23
A型
44%
33%
29%
66%
44%
39%
41%
(24~58%)
(1~55%)
(-4~52%)
(39-81%)
(22-60%)
(9-90%)
(2~65%)
B型
N/A
N/A
N/A
N/A
31%
(-2~54%)
N/A
15%
(-15~37%)
*2)より改変。各欄下段括弧内は95%CI
2020/21シーズンおよび2021/22シーズンはいずれも全て該当なし(N/A)であった。
なお、B型インフルエンザは症例数が少なく、VEの検出は困難で
あった。
2 山口真也, 他. 2022/23年シーズンの土浦市4小学校におけるインフルエンザ流行状況の調査並びにワクチン有効率の検討
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