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05【資料2】小児に対するインフルエンザウイルスワクチンについて (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40343.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第25回 5/23)《厚生労働省》
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小児に対するインフルエンザワクチンに関する論点
まとめ

【インフルエンザワクチンに係る経緯等】
・ 小児のインフルエンザワクチンは、ワクチンの接種によって、社会全体の流行を阻止し得ることを積極的に肯定す
る研究データが十分に存在しないことから、予防接種法改正により定期接種の対象から除外された。
・ 令和5年3月27日に、経鼻弱毒生インフルエンザワクチンの2歳から19歳未満に対する使用が薬事承認された。
【インフルエンザの小児における疾病負荷について】
・ NDBによる解析では、小児の重症化率については、10歳未満の小児では、入院の割合が1%を超えたが、重症や
死亡の割合は0.1%未満であった。
【インフルエンザワクチンの科学的知見について】
・ 経鼻弱毒生インフルエンザワクチン
有効性:薬事承認時の臨床試験においては、日本人小児(2歳以上19歳未満)でのインフルエンザに対する一定の有
効性が期待できるとPMDAにおいて評価された。
海外の市販後調査に基づく報告では、経鼻弱毒生インフルエンザワクチンと不活化インフルエンザHAワク
チンの間にA/H3N2亜型株に対する有効性の明らかな違いはみられなかった。
安全性:臨床試験では、特定有害事象、有害事象 (特定有害事象を除く)、重篤な有害事象についての発現割合はプラ
セボ群と経鼻弱毒生インフルエンザワクチン群とで同程度であった。
PMDAによる審査において、安全性に重大な懸念は認められていないと評価された。
・ 不活化インフルエンHAザワクチン
有効性:一定の有効性が確認されている。

論点

・ 小児のインフルエンザの疾病負荷、経鼻弱毒生インフルエンザワクチンの有効性・安全性に係る知見等を踏まえ、
経鼻弱毒生インフルエンザワクチンについて、どのように考えるか。
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