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05【資料2】小児に対するインフルエンザウイルスワクチンについて (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40343.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第25回 5/23)《厚生労働省》
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【1】小児に対するインフルエンザワクチンについて

(3)経鼻弱毒生インフルエンザワクチン等の有効性、安全性

不活化ワクチンの有効性に関する国内の知見③
⚫ 日本の7自治体の20施設で2013/14シーズンから継続的に実施した、6か月以上15歳以下の児童を対象とした多施設共同症例
対照研究(test-negative design)において、いずれのシーズンでもインフルエンザワクチンの一定の有効性が観察された。

M Shinjo3(Vaccine, 2022)
シーズン別A型およびB型インフルエンザの症例数およびワクチン有効率

研究内容:日本の7自治体20病院において、各シーズンの11月1日
から3月31日に、38,0℃以上の発熱をきたし、インフルエンザを疑
われる症状を呈して受診した月齢6月から15歳の児童を対象とした。
病原診断はRIDT(rapid influenza diagnostic test)を使用した。
二項ロジスティック回帰分析モデルにて解析を行い、性別、年齢
(0-15歳)、併存疾患の有無、居住地域(寒冷地域:栃木・群馬、温
暖地域:東京・千葉・埼玉・神奈川・静岡)、発症月にて調整した。
結果:7シーズンの合計ではA型インフルエンザ陽性例:9347例、
B型インフルエンザ陽性例:4435例、対照例:15,618例であり、
月齢6~11月に対するB型インフルエンザの有効性を除いて、月齢

6月から15歳おいてインフルエンザワクチンの有効性が観察された。

Masayoshi Shinjoh et al. Trends in effectiveness of inactivated influenza vaccine in children by age groups in seven seasons immediately before the COVID-19 era
Vaccine. 2022 MAY 11;40(22):3018-3026.

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