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04 資料1-2 帯状疱疹ワクチンについて (24 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40826.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第26回 6/20)《厚生労働省》
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疫学についての知見:帯状疱疹、PHNの発症率
○帯状疱疹の罹患者数は50歳代から増加し、70歳代がピークとなっている。
○PHNの発症率は年齢とともに増加する傾向にあり、特に、50-60歳代と比較して70歳代以降で増加する。
SHEZスタディ (ファクトシートより)
研究内容:2009年から2012年にかけて行われた
香川県小豆郡(小豆島)に住む50歳以上の者を対
象としたcommunity-baseの前向きコホート研究。
結果:調査対象の12,522人(男性5,587人、女性
6,935人)のうち、調査期間中に帯状疱疹と診断
されたのは401人(うち97.8%はVZV DNAの検出
による診断)であり、帯状疱疹罹患率(/千人・
年)は10.9であった。
年齢別の帯状疱疹罹患率は70歳代(12.9)で最
も高く、次いで80歳以上(12.6)で高かった。
それぞれ50歳代(9.2/千人・年)と比較すると、
・70歳代(ハザード比1.4、95%CI: 1.1~1.8)
・80歳代(同1.3、同1.0~1.8)であった。

年代別の帯状疱疹/PHN発症率
男性
年齢

人・年

症例数

女性
罹患率
(千人・年)

人・年

症例数

ハザード比 (95%CI)

男女計
罹患率
(千人・年)

人・年

症例数

罹患率
(千人・年)

対 50-59歳群 (HZ)

対 男性a

対 50-69歳群 (PHN)b

帯状疱疹 (HZ)
d

基準

1.9 (1.3-2.8)

e

1.1 (0.80-1.4)

12.9

1.3 (0.87-1.8)

1.4 (1.1-1.8)

12.6

1.3 (0.78-2.1)

1.3 (1.0-1.8)

f

50-59

4,547

32

7.0

5,110

57

11.2

9,656

89

9.2

1.6 (1.0-2.5)

60-69

5,527

36

6.5

5,950

74

12.4

11,477

110

9.6

70-79

4,247

48

11.3

5,744

81

14.1

9,990

129

≧80

2,120

23

10.8

3,687

50

13.6

5,807

73

合計

16,441

139

8.5

20,490

262

12.8

36,931

401

10.9

d
c

1.5 (1.2-1.8)

帯状疱疹後神経痛 (PHN)
50-59

4,592

7

1.5

5,188

7

1.3

9,781

14

1.4

60-69

5,570

7

1.3

6,059

8

1.3

11,629

15

1.3

70-79

4,313

6

1.4

5,843

20

3.4

10,156

26

2.6

≧80

2,142

8

3.7

3,740

16

4.3

5,882

24

4.1

合計

16,617

28

1.7

20,831

51

2.4

37,448

79

2.1

a

年齢および帯状疱疹罹患歴で調整,

c

p<0.10,

d

p<0.10,

e

p<0.10,

b

1.0 (0.46-2.0)

基準

1.6 (0.86-3.0)

2.4 (1.5-3.8)

f

1.3 (0.81-2.1)

性別および帯状疱疹罹患歴で調整
f

p<0.10

PHNの罹患率は
・50歳代

1.4/千人・年

・60歳代

1.3 /千人・年

・70歳代

2.6 /千人・年

・80歳代

4.1 /千人・年であった。

24