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04 資料1-2 帯状疱疹ワクチンについて (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40826.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第26回 6/20)《厚生労働省》
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疾患についての知見

第21回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会
新FS踏まえてアップデートあ
予防接種基本方針部会ワクチン評価に関する小委員会

れば更新

2023(令和5)年11月9日

帯 状 疱 疹 に つ い て
• 水痘帯状疱疹ウイルスに初感染(いわゆる『水ぼうそう』)後、生涯にわたって神経に潜伏感染しているウイルスが、加齢、疲労、
免疫抑制状態などの宿主の免疫力低下によって再活性化※して起こる病態。
※再帰感染といい、一般に、初感染と比較して感染力が低いとされる。
• 加齢がリスクとされ、50歳代以降で罹患率が高くなる(ピークは70歳代。)。
• 主な症状は、ウイルスが感染した神経が支配する領域の皮膚の疼痛と皮膚病変(水疱形成)。
• 北海道での研究によると、60歳以上の帯状疱疹患者のうち、3.4%が入院を要したとされる。
• 合併症として、皮膚病変が治癒した後に疼痛が残存し数ヶ月から数年持続する「帯状疱疹後神経痛」等がある。
• 治療法として、抗ウイルス薬が存在し、発症早期の治療によって合併症の予防効果も期待できる。

帯状疱疹後神経痛について
• 帯状疱疹後神経痛(PHN)は帯状疱疹の代表的な合併症で、皮膚病変が治癒した後に残存する神経障害性疼痛である。
• 皮疹消失後3か月以上にわたって疼痛が持続する場合を指す。痛みは数か月から数年にわたる。
• 帯状疱疹症例の10-50%でPHN を生じると報告されている。加齢はPHN の重要なリスク因子である。また、年齢の他、帯状疱疹発
症時の疼痛の程度、皮疹の数も関与するとされている。
• 特異的な治療法はなく、対症的に薬物療法などが行われる。補助的療法として神経ブロックが考慮されることがある。
出典:帯状疱疹ワクチン

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