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参考資料4 別添3_地域における高齢者のポリファーマシー対策の始め方と進め方(案) (11 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40741.html
出典情報 高齢者医薬品適正使用検討会(第18回 6/21)《厚生労働省》
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(3) 患者に働きかけ、ポリファーマシーを調整するキーマンを決める
地域で薬剤の調整を担う担当者がいることで、一元的な情報管理が行えるほか、患者が相
談しやすい環境を作ることが可能。

・地域でポリファーマシー対策の対象とする患者については、常に医療従事者によるコ
ミュニケーションを取ることができる病院と比べ、ポリファーマシー対策への理解や
自主性が求められる。このため患者や患者の家族にポリファーマシーの問題を説明し
たうえで、意向を確認する。
・その上で患者の薬剤を一元的に把握し多職種で効率的に連携して対応を進めるため、
普段から患者に関わりのある者の中からポリファーマシーを調整するキーマンとし
て、薬剤調整を支援する者(薬剤調整支援者)を患者と相談して決めることも有効で
ある。なお、薬剤調整を支援する者(薬剤調整支援者)は、かかりつけ医やかかりつ
け薬剤師等が考えられ、患者が一番相談しやすい者であることが望ましいため、患者
の意思を尊重することが重要である。
・PIMs など特定薬剤を服用する患者や、慢性疾患患者など特定の疾患を持つ患者から
始めること、協力的な患者を対象候補として進めることも考えられる。

表2

対象患者の抽出条件の例

・薬剤起因性老年症候群(→総論編 p.10 表1を参照)が疑われる場合
・ 特 に 慎 重 な 投 与 を 要 す る 薬 物 ( PIMs ( Potentially Inappropriate
Medications))が処方に含まれる場合
・転倒スクリーニングの結果、リスクが認められる場合、患者が薬剤の調整に協
力的な場合

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