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資料2 増加する救急需要への対策に関する検討 (11 ページ)

公開元URL https://www.fdma.go.jp/singi_kento/kento/post-151.html
出典情報 救急業務のあり方に関する検討会(令和6年度第1回 6/21)《総務省》
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2 増加する救急需要への対策に関する検討
(4) 令和6年度の検討事項等
⑤ 検討事項(案) ~「基盤」について~
ⅰ)緊急度判定(トリアージ)
【問題意識】
• 消防以外の社会資源を活用するには、その整備が進むこと、「急ぐべきは急ぎ、待つべきは待つ」という考え方が社会
全体に浸透することを前提として、適切な受療手段を選択し、代替サービスへ引き継ぐことが必要。
【これまでの検討状況】
• 令和5年度検討会では、今後さらに議論が必要な課題として整理されている。
• 消防庁研究班において、地域毎に受療手段を選択することが提案されている。
検討事項(案)
 消防以外の社会資源の整備が進むことを前提として、平時を見据えて将来的な運用の方向性を検討する。
 さらに、将来的に実運用する際の論点を整理する。(例:受療手段の選択、代替サービスへの引き継ぎ方法、社会の受容性 等)
ⅱ)「救急業務」と「緊急性」の関係性の整理
【問題意識】
• 「救急業務」の対象は、緊急に搬送する必要がある(=「緊急性」がある)傷病者であり、消防機関は119番通報を受電す
れば、救急搬送を行うことを原則に活動してきたが、コロナ禍において救えるはずの命が救えない事態が懸念された。
• 特に救急ひっ迫時は、緊急性が低い傷病者の搬送優先度は相対的に低下するのではないか。
【これまでの検討状況】
• 令和5年度検討会では、今後さらに議論が必要な課題として整理されている。
• 特に救急ひっ迫時は、 「救急業務」に低緊急・非緊急への対応も含まれるべきか議論が必要。
• 「救急業務」の該当性を判断する際、アンダートリアージの責任所在、法的な保護・免責について議論が必要。
検討事項(案)
 消防法体系や緊急度判定プロトコルにおける「緊急性」の考え方を明確化する場合の論点を整理する(※)。
※ 個別ヒアリング、検討会連絡会、検討会フォローアップ等を活用し、消防本部等から意見収集する。

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