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地域における高齢者のポリファーマシー対策の始め方と進め方 (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41542.html
出典情報 「「病院における高齢者のポリファーマシー対策の始め方と進め方」及び 「地域における高齢者のポリファーマシー対策の始め方と進め方」について」の通知発出について(7/22)《厚生労働省》
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(4) 「ポリファーマシーであることを判断することが難しい」
・ポリファーマシーが疑われる状態であるか、スクリーニング方法を活用しながら判断
する。
⇒対象患者のスクリーニング例については、p.20「第2章3.ポリファーマシー対

策の場面ごとの実施例」を参照

(5) 「医師が自科以外の処方薬を調整することが難しい」
・総論編 p.8 図 4-1 及び p.9 図 4-2 に示すフローチャートに沿って慎重に検討する6。
その上で、他科の処方医に処方見直しを提案する際には、表6に示す事項を明示して
提案するとよい。また、処方元の医師に処方意図や処方見直しにより起こりうる問題
について照会し、助言や連携を得るとよい。

表6

他科の処方薬を見直す際の確認事項

・処方見直しの明確な理由
・処方見直しの手順
・処方見直しにより起こりうる問題
・処方見直しにより問題が起こった後の対応策、フォローアップ体制

(6) 「病態全体をとらえることが難しい」
・特に診療所においては、患者の既往歴や処方歴などの情報をより多く把握することに
加え、潜在的な病態がある可能性を考慮し、高齢者総合機能評価(CGA)等による日
常生活機能を踏まえて処方を見直す優先順位を判断する。

6

総合診療医(総合内科医)や老年内科医がポリファーマシー対策を統括することや、複数の診療科の薬剤に詳
しい薬剤師が処方調整の助言を行うことも考えられる。

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