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参考資料7ー2 がん研究10か年戦略(第5次) (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42068.html
出典情報 がん対策推進協議会(第90回 8/5)《厚生労働省》
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別添

【今後推進すべきがん研究・開発(具体的研究事項)】
(1)「がんの予防」に関する研究
新たながんの1次・2次予防の実現に向け、発がんリスクの層別化・個別
化を行い、個人に最適化されたがん予防を確立することが求められている。
ゲノム解析により発がんリスクを高める遺伝子変異、遺伝子多型やそれらと
相互作用する喫煙・飲酒などの生活習慣や感染症といった要因も科学的に明
らかになってきたが、予防介入を目的としたエビデンスの蓄積が不十分であ
る。
近年、リキッドバイオプシー等の体液中の微量の分子を検出できる技術の
開発に加え、オミックス解析、画像解析を含む多層なデータの統合解析の技
術が格段に進歩している。今後、これらも踏まえたより精緻な発がんリスク
の予測や、早期発見が困難ながんに対する診断技術の開発、マンモグラフィ
等の既存の検診と比較して簡便・低侵襲かつ受診の場を限定しない検診技術
の開発、新しい方法の効率的な社会実装を推進することが重要である。
(1-1)新たなリスク要因の同定やリスク層別化に基づく1次予防の推進







エビデンスが不十分な遺伝要因や環境要因等が発がんリスクに与える影
響に関する研究
がんのハイリスク集団を対象とした発がん関連遺伝子変異を含むゲノム
解析、マルチ・オミックス解析等に関する分子疫学的研究
アジア地域で特に多いがんの1次予防に関する研究
がんとリスク要因が共通する他疾患も含めた総合的なリスク評価方法に
ついての研究
個人の発がんリスクに応じたリスク低減手法の開発に関する研究
簡便で幅広く実施できる予防手法や社会システムを用いた介入方法に関
する研究

(1-2)高リスク層の同定や新たな早期発見手法の活用による2次予防の推




ゲノム解析、マルチ・オミックス解析等に基づくがんの早期発見・発症
リスク評価に関する研究
がん検診における死亡率減少効果の代替指標や新たな技術の導入・検証
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