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【参考資料6】令和4年度の本検討会とりまとめ (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41901.html
出典情報 救急医療の現場における医療関係職種の在り方 に関する検討会ワーキンググループ(第6回 7/29)《厚生労働省》
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③救急救命処置の国家戦略特別区域における先行的な実証について
論点に関する研究の概要
令和4年度厚生労働科学研究「救急救命士が行う業務の質の向上に資する研究」 (研究代表者:坂本哲也)



「乳酸リンゲル液を用いた静脈路確保のための輸液」等の包括指示化
効果(迅速な実施)と安全性(予期せぬ事態の有無)を評価するために、実証を行ってはどうか。ただし、実証にあ
たっては、十分な症例数を確保することや、上記で検討するMC体制を十分に確保した地域で実施する必要がある。
② アナフィラキシーに対するアドレナリンの筋肉内投与
効果と安全性を検証するため実証が必要ではないか。ただし、臨床研究(※)から救急救命士が一定程度、適切に判断
できるという結果を得た上で、実証に進む必要がある。また、ヒューマンエラーの防止策として、医師の具体的指示を
要する「特定行為」と位置付けることや、MC等の体制を構築した上で実施する必要がある。
(※)実際の救急業務において傷病者を対象に検証。搬送途上での救急救命士の判断と、搬送先の医師の診断を比較する観察研究。(アドレ
ナリンの投与は行わない)



気管切開チューブの事故抜去時にチューブの再挿入
「気管切開チューブの再挿入」については、頻度などを考慮すると、一部の地域で実証研究的に実施するのは馴染まな
いのではないか。
④ 自動式人工呼吸器による人工呼吸
すでに救急隊員が実施可能な応急処置として位置付けられており、より高度な医療行為を実施できる救急救命士の処置
としても含めることが適当と考えられ、実証は必要ないのではないか。

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