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【参考資料6】令和4年度の本検討会とりまとめ (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41901.html
出典情報 救急医療の現場における医療関係職種の在り方 に関する検討会ワーキンググループ(第6回 7/29)《厚生労働省》
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③救急救命処置の国家戦略特別区域における先行的な実証について
各構成員からいただいたご意見② (第2回(12月14日))
(個別の処置に関するもの)
①心肺停止に対するアドレナリンの投与等の包括指示化

早期アドレナリン投与の効果についてのエビデンスの観点からも、医師の具体的指示が必要な特定行為の指定を解
除し、医師の包括的指示が必要な処置とすることが望ましい。

医師の具体的指示が必要な特定の処置から包括的指示が必要な処置へ切り替える内容であれば、検証して、しっか
りと確認して進めていくべきである。

包括的指示化に関しては、医師の包括的な指示の下ではあるが、実施の判断を一定程度現場に委ねるため、必ずそ
の判断が適切だったかという事後検証体制の強化が必要である。
②アナフィラキシーに対するアドレナリンの筋肉内投与

アナフィラキシーを判断するための必要な知識の不足、判断を補助する観察カードの完成度が低い等の課題がある
ため、効果と安全性を検証するための実証研究が必要である。

アナフィラキシーに関しては、MC体制の問題、判断力の問題があり議論する必要があるが、助けなければいけない
人を一人でも助ける処置というのは、非常に有効だという判断で逐次対応すべきである。

エピペンに比較して、バイアル製剤・シリンジ製剤は、吸い上げ、用量の厳密な指示を受けて投与するといった投
与方法も含めて難易度がある。
③気管切開チューブの事故抜去時にチューブの再挿入

在宅療法中の限られた状況の中で生じる事例で必要な処置である。比較的難易度が低い処置であり、現行の救急救
命処置である「在宅療法継続中の傷病者の処置の維持」に含まれる。
④自動式人工呼吸器による人工呼吸

消防庁の告示を背景に現に多くの地域で行われているものと考慮すると、救急救命処置として追加して整理をする
ことが望ましい。

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