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【議題(1)資料1-2】子ども・子育て政策を強力に推進するための提言.pdf (2 ページ)

公開元URL https://www.nga.gr.jp/conference/r06/6_1.html
出典情報 全国知事会議(8/1)《全国知事会》
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2.子ども・子育てにやさしい社会づくりのための意識改革について
・ こども基本法の掲げる基本理念に則り、子どもが自立した個人として尊重され、
その最善の利益が優先して考慮されるこどもまんなかの社会環境づくりに向け
て、子どもや子育て世帯を社会全体で支える気運が醸成されるよう、国民や事業
者等の関心と理解を深めるための周知啓発等を行うこと。また、子どもの意見表
明に係る環境整備や民間の設備設置等に係る補助の充実等、地方が行う取組への
支援を強化すること。
・ 男性は仕事、女性は家事・育児といった固定的な性別役割分担意識を解消し、
誰もが家庭でも仕事でも活躍できる環境となることが、子ども・子育てにやさし
い社会づくりの礎になると考えられることから、行政、医療、教育、経済、政治
分野をはじめ、社会全体の意識改革に国を挙げて取り組むこと。
・ 価値観やライフスタイルが多様化する中で、子ども・若者が主体的に将来を選
択できるよう、家庭生活や家族の大切さについて考える機会をつくるとともに、
妊娠・出産や性に関する正しい知識を習得し、自ら主体的に適切な判断ができる
よう、発達段階に合わせたライフプランニング教育やキャリア教育、プレコンセ
プションケア、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(性と生殖に
関する健康と権利)に対する理解促進を全国的に進めること。
・ 「こどもまんなか社会」及び共生社会の実現に向けて、インクルーシブ教育を
推進するため、全国的な気運醸成を進めること。
・ 社会全体で子どもや子育て当事者を支える地域づくりの重要性について、理解
を深めるための周知啓発等を行うこと。また、子どもたちが社会と関わる力を養
い、自己肯定感や自立に向けて生き抜く力を育むため、安全で安心して過ごせる
子ども食堂をはじめとした子どもの居場所づくりを推進するとともに、地域の実
情や多様な支援ニーズに応じた独自の取組に対して安定的かつ十分な財政措置
を講じること。
・ 子どものための近隣地域の生活空間を形成する「こどもまんなかまちづくり」
を加速化するため、子ども・若者が自由に移動できるよう、公共交通の維持・活
性化やノンステップバス及びユニバーサルデザインタクシーの普及に向けた支
援を推進すること。
3.多様な働き方や妊娠・子育てとの両立を実現する労働・雇用環境等の整備につい

・ 長時間労働の是正や多様で柔軟な働き方、男性の育児休業の取得等の促進、不
妊・不育症治療に係る休暇制度の創設など、子どもの成長過程を通じて、誰もが
希望に応じたキャリア形成や、妊娠・子育て等と仕事を両立することができる仕
組みを構築するとともに、人材面・資金面で課題を抱える中小企業への伴走型支
援を強化すること。また、フリーランスを含む自営業者や条件によって雇用保険
の対象外となる非正規雇用者も安心して妊娠・出産できるよう、育児休業期間中
の経済支援制度を創設すること。
・ 育児休業の更なる取得促進と育児休業期間中の経済的安定を図るため、育児休
業給付金について手取りで10割相当となる給付期間の更なる延長を図ること。
・ 正規雇用労働者と比べて賃金が総じて低く、経済的に不安定な立場にある非正
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