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資料1 新たな地域医療構想を通じて目指すべき医療について (29 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42839.html
出典情報 新たな地域医療構想等に関する検討会(第7回 8/26)《厚生労働省》
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病床機能報告制度
○ 各医療機関は、毎年、病棟単位(有床診療所の場合は施設単位)で、医療機能の「現状」と「今後の方向」を、
自ら1つ選択して、都道府県に報告。病棟には様々な病期の患者が入院していることから、当該病棟でいずれか
のうち最も多い割合の患者を報告することを基本とする。
医療機能の名称

医療機能の内容
○急性期の患者に対し、状態の早期安定化に向けて、診療密度が特に高い医療を提供する機能

高度急性期機能

※高度急性期機能に該当すると考えられる病棟の例
救命救急病棟、集中治療室、ハイケアユニット、新生児集中治療室、新生児治療回復室、小児集中治療室、総合
周産期集中治療室であるなど、急性期の患者に対して診療密度が特に高い医療を提供する病棟

急性期機能

○急性期の患者に対し、状態の早期安定化に向けて、医療を提供する機能

回復期機能

○急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能。
○特に、急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頚部骨折等の患者に対し、ADLの向上や在宅復帰
を目的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能(回復期リハビリテーション機能)

慢性期機能

○長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能
○長期にわたり療養が必要な重度の障害者(重度の意識障害者を含む。)、筋ジストロフィー患者
又は難病患者等を入院させる機能



回復期機能については、「リハビリテーションを提供する機能」や「回復期リハビリテーション機能」のみではなく、リハビリテーションを提供していな
くても「急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療」を提供している場合には、回復期機能を選択できる。
○ 地域包括ケア病棟については、当該病棟が主に回復期機能を提供している場合は、回復期機能を選択し、主に急性期機能を提供している場合は急性期機能
を選択するなど、個々の病棟の役割や入院患者の状態に照らして、医療機能を適切に選択する。
○ 特定機能病院においても、病棟の機能の選択に当たっては、一律に高度急性期機能を選択するのではなく、個々の病棟の役割や入院患者の状態に照らして、
医療機能を適切に選択する。

(病棟の患者構成イメージ)







「高度急性期機能」

高度急性期状態の患者
急性期状態の患者
回復期状態の患者
慢性期状態の患者

「急性期機能」
「回復期機能」

「慢性期機能」

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