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参考資料 かかりつけ医機能が発揮される制度の施行に向けた議論の整理 (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43363.html
出典情報 社会保障審議会 医療部会(第110回 9/5)《厚生労働省》
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一方、個々の医師が学ぶべき内容は、地域特性や専門性等に応じて異なることから、一
律のものとするのでなく、様々な内容の研修資材等を整備した上で、個々の医師の判断
で、選択して学べるようにすべき。
・ かかりつけ医機能を有する医療機関が OJT を通じて、かかりつけ医機能を実践する担
い手を育成する役割を果たしてくれるのではないか。かかりつけ医機能を有する医療機
関が担い手を育成していることも評価する仕組みがあってよい。
・ 大学の医学教育において、かかりつけ医機能を担う医師を育成するためのプログラム
を組み込むことも考える必要がある。


かかりつけ医機能の確保に向けた医師の教育や研修を充実して、患者の生活背景等も踏
まえて幅広い診療領域の全人的な診療を行う医師の増加を促していくことが重要である。
医師のリカレント教育・研修を体系化して、行政による支援を行いつつ、地域の医療機関
での実地研修も含めた研修体制を構築するなど、医療界が中心となり地域で必要となるか
かりつけ医機能の確保に向けた医師の教育や研修の充実を図る。
その際、各学会においても、専門的な医療を担う若手医師等も将来的にキャリアパスの
中で地域でかかりつけ医機能を担うことも想定しつつ教育活動を行うことが期待される。

(研修の内容等の明確化)
○ 各団体で実施する「かかりつけ医機能に関する研修」について、知識(座学)と経験
(実地)の両面から望ましい内容等を整理し、かかりつけ医機能報告の報告対象として該
当する研修を示すこととする。


かかりつけ医機能報告の報告対象として該当する研修の骨子について、以下のとおりと
して、詳細は厚生労働科学研究班で整理することとする。
かかりつけ医機能の確保に向けた医師の研修 骨子
1.かかりつけ医機能の確保に向けた医師の教育や研修の充実に関する基本的な考え方
○ 複数の慢性疾患、認知症、医療・介護の複合ニーズ等をかかえる高齢者が増加する中
で、治し支える医療を提供するため、かかりつけ医機能の確保に向けた医師の教育や
研修を充実して、患者の生活背景等も踏まえて幅広い診療領域の全人的な診療を行う
医師の増加を促していくことが重要。
○ このため、リカレント教育・研修を体系化して、行政による支援を行いつつ、地域
の医療機関での実地研修も含めた研修体制を構築するなど、地域で必要となるかかり
つけ医機能の確保に向けた医師の教育や研修の充実を図る。
2.かかりつけ医機能報告の報告対象として該当する研修
○ かかりつけ医機能報告の報告対象として該当する研修について、知識(座学)と経
験(実地)の両面から望ましい内容等を整理した上で、研修の実施団体からの申出に
基づき報告対象として該当する研修を厚生労働省において示す。
(1)対象者、研修修了
○ 対象者:地域で新たに開業を検討している勤務医や、地域の診療所や中小病院等
で診療を行っている医師等を対象者とすること
○ 研修修了:研修の実施団体において研修者が各研修の修了要件を満たしたことを
確認すること(地域の診療所等で一定期間以上の診療実績がある医師等について診
療実績を考慮することができる)

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