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参考資料 かかりつけ医機能が発揮される制度の施行に向けた議論の整理 (19 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_43363.html
出典情報 社会保障審議会 医療部会(第110回 9/5)《厚生労働省》
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(2)座学研修(知識)の望ましい内容
○ 座学研修(知識)の内容として、「幅広い診療領域への対応に関する内容」と「地域
連携・多職種連携等に関する内容」が含まれること
○ 「幅広い診療領域への対応に関する内容」と「地域連携・多職種連携等に関する内容」
に含まれる具体的な研修項目は、厚生労働科学研究班において検討する。(研修項目
を医師が選択して学ぶことを想定)
〈例〉幅広い診療領域の対応に関する内容:頻度の高い疾患・症状への対応、高齢者
の診療、医療 DX を活用した医療提供(診療情報等の共有・確認、服薬管理
等) 等
地域連携・多職種連携等に関する内容:在宅医療の導入、初期救急の実施・協
力、多職種連携・チームビルディング、介護保険・障害福祉制度の仕組み、
障害者への合理的配慮や障害特性の理解 等


国において必要な支援を検討し、医師が選択して学べる「E-learning システム」の整備
を進める。

(3)実地研修(経験)の望ましい内容
○ 地域でかかりつけ医機能を確保するためには、在宅医療や幅広い診療領域の患者
の診療等の経験も重要であり、実地研修(経験)の内容として、在宅医療や幅広い
診療領域の患者の診療等が含まれること (実地研修の場としては、医師会や大学
のシミュレーションラボ等も想定される)
○ 在宅医療や幅広い診療領域の患者の診療等に関する具体的な研修項目は、厚生労
働科学研究班において検討する。(研修項目を医師が選択して学ぶことを想定)


かかりつけ医機能報告等を通じて、実地研修の場を提供する医療機関等(かかりつけ
医機能を支援する医療機関、在宅療養支援病院・診療所、地域医療支援病院等)と受講
の意向のある医師を把握し、実地研修のマッチングを行う仕組みの整備を進める。
※ 実地研修の場を提供する医療機関等における実地研修に要する設備整備等について地
域医療介護総合確保基金を活用して支援が可能であることを明確化する。

3.厚生労働科学研究班による詳細の検討
○ かかりつけ医機能報告の報告対象として該当する研修について、厚生労働科学研究
班を設置し、具体的な研修項目、研修教材の開発等の検討を行うこととする。

(学びやすい環境の整備)
○ どの地域でも、1人医師の診療所で多忙でも、医師がかかりつけ医機能に関する研修を
選択して学びやすくなるよう、国において必要な支援を検討し、かかりつけ医機能に関す
る研修の全国共通の基盤として医師が選択して学べる「E-learning システム」の整備を進
める。
(実地研修の場の整備)
○ 地域でかかりつけ医機能を担う医師を増やしていくため、在宅医療や幅広い領域の診療
等の経験を得るための実地研修の場の整備が重要であり、かかりつけ医機能報告を通じて、
実地研修の場を提供する医療機関を確認する。


実地研修の場を提供する医療機関等における実地研修に要する設備整備等について、地
域医療介護総合確保基金を活用して支援が可能であることを明確化する。

(実地研修受講の意向のある医師と実地研修の場を提供する医療機関等のマッチング)
○ 地域において、かかりつけ医機能報告等を通じて、実地研修受講の意向のある医師と実
地研修の場を提供する医療機関等を把握し、実地研修のマッチングを行う。

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