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2024年度 病院経営定期調査－中間報告（集計結果）－ (14 ページ)
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| 出典情報 | 2024年度 病院経営定期調査－中間報告－（9／17）《日本病院会、全日本病院協会、日本医療法人協会》 |
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年度は 86.4％と続いたが、2023 年度は 43.2％に低下した。
一方で、経常利益と緊急包括支援事業等コロナ関連の補助金を除く経常利益の黒字病院割合を
比較すると、2020 年度が 72.7％と 27.3％、2021 年度は 90.9％と 50.0％、2022 年度は 86.4％と
22.7％となり 3 年続けて 40 ポイントを超える大きな乖離がみられたが、2023 年度は 43.2％と
34.1％、の 9.1 ポイント差に縮まった。また、100 床あたりの医業利益・経常利益の比較では、
2023 年度はコロナ関連の補助金を除く経常利益を含めてすべて赤字であった。（図 9）
。
（２）一病院あたりの損益
6 年連続通年比較では、2023 年度の一病院あたりの医業損益を対 2018 年比でみると、医業収益
の＋10.3％に対して医業費用は＋14.7％となり、医業利益の赤字額は拡大し、医業利益率は 2018
年度の－4.2％から 2023 年度が－8.3％であった。経常利益は、2019 年度以前が赤字、医業外収益
の大幅な増収により 2020 年度～2022 年度は黒字に転じたが、2023 年度は赤字であった。
一病院あたりの医業利益の赤字額は、2018 年度の－48,929 万円から 2020 年度には－117,177 万
円まで拡大し、2023 年度は－105,801 万円へと増加した。経常利益では 2018 年度が－9,631 万円、
2019 年度－9,472 万円の赤字から、2020 年度には 33,028 万円の黒字に転じ、2021 年度は 84,748
万円で黒字額の最大であったが、2023 年度は―23,543 万円の赤字となった、
100 床あたりの平均で 2023 年度の医業利益は－26,333 万円、経常利益が―5,860 万円に対して、
コロナ関連の補助金等を除く経常利益は－11,321 万円、すべての補助金を除く損益差額について
も－22,225 万円の赤字であった。なお、コロナ関連緊急包括支援事業補助金額は、100 床あたり
5,461 万円であった。（表 9）
。
n=44
科目
（単位：千円）
一病院あたりの損益
2018年度
2019年度
2020年度
2021年度
100床あたりの平均
2022年度
2023年度
2018年度
2019年度
2020年度
2021年度
2022年度
2023年度
①医業収益
②医業費用
③医業利益（①-②）
④医業外収益
⑤医業外費用
⑥経常利益（（①+④）-（②+⑤））
11,696,468 12,061,386 11,471,383 12,185,753 12,467,997 12,798,000 2,886,883 2,976,951 2,831,328 3,024,613 3,103,246 3,185,383
12,185,758 12,648,969 12,643,153 13,067,555 13,542,701 13,856,015 3,007,648 3,121,976 3,120,540 3,243,484 3,370,737 3,448,720
-489,290 -587,583 -1,171,770 -881,802 -1,074,704 -1,058,014 -120,765 -145,025 -289,212 -218,871 -267,491 -263,337
597,296
678,313 1,688,300 1,936,618 1,843,932
998,917
147,422
167,419
416,701
480,686
458,949
248,627
204,317
185,451
186,243
207,335
195,905
176,342
50,429
45,772
45,968
51,462
48,760
43,891
-96,312
-94,720
330,288
847,481
573,322 -235,439
-23,771
-23,378
81,520
210,352
142,698
-58,600
コロナ関連の補助金を除く経常利益（⑥－⑦） -96,312
-95,322 -478,760 -224,468 -418,691 -454,874
-23,771
-23,527 -118,166
-55,715 -104,211 -113,217
医業利益率（③÷①）
-4.2%
-4.9%
-10.2%
-7.2%
-8.6%
-8.3%
-4.2%
-4.9%
-10.2%
-7.2%
-8.6%
-8.3%
経常利益率（⑥÷①）
-0.8%
-0.8%
2.9%
7.0%
4.6%
-1.8%
-0.8%
-0.8%
2.9%
7.0%
4.6%
-1.8%
※1_補助金（運営・施設・その他）
※2_補助金を除く医業外収益 （④－※1）
※3_損益差額 （③＋※2－⑤）
321,201
276,095
-417,513
⑦コロナ関連 緊急包括支援事業 補助金
⑧水道光熱費 補助金
⑨人材紹介会社へ支払う紹介手数料・委託料
375,896 1,383,978 1,603,526 1,458,588
302,417
304,322
333,092
385,343
-470,616 -1,053,690 -756,044 -885,266
602
809,048 1,071,949
0
992,013
7,106
3,304
657,501
341,417
-892,939
79,278
68,145
-103,049
219,436
13,110
8,773
92,777
74,642
-116,156
341,589
75,112
-260,068
398,009
82,676
-187,657
363,038
95,911
-220,340
148
199,686
266,067
0
246,909
1,769
822
対2018年 対2019年 対2020年 対2021年 対2022年
比
比
比
比
比
10.3%
14.7%
7.0%
10.5%
12.5%
10.5%
5.3%
6.3%
2.6%
2.3%
68.6%
-13.0%
48.5%
-4.1%
-40.3%
-4.5%
-48.3%
-14.7%
-45.8%
-10.0%
163,650 106.4%
84,978
24.7%
-222,250
76.4%
13.8%
-52.1%
13.1%
-58.9%
2.8%
-54.9%
-11.4%
54,617
3,263
2,184
（表９）一病院あたりの損益・100 床あたりの平均
Ⅶ．診療収益・診療単価・延患者数の前年同月比較（2023 年 6 月/2024 年 6 月）
（１）一病院あたりの診療収益の前年比
2023 年 6 月期及び 2024 年 6 月期の前年同月比較において入院＋外来の診療収益は、収入増病
院の割合が 50.8％に対して、対前年比は－0.42％の減収であった。入院、外来診療収益の増収病
院割合は、入院が 58.7％、外来が 26.0％となっていた。対前年比は、入院＋1.24％、外来－3.94％
であった（図 10）。
14
一方で、経常利益と緊急包括支援事業等コロナ関連の補助金を除く経常利益の黒字病院割合を
比較すると、2020 年度が 72.7％と 27.3％、2021 年度は 90.9％と 50.0％、2022 年度は 86.4％と
22.7％となり 3 年続けて 40 ポイントを超える大きな乖離がみられたが、2023 年度は 43.2％と
34.1％、の 9.1 ポイント差に縮まった。また、100 床あたりの医業利益・経常利益の比較では、
2023 年度はコロナ関連の補助金を除く経常利益を含めてすべて赤字であった。（図 9）
。
（２）一病院あたりの損益
6 年連続通年比較では、2023 年度の一病院あたりの医業損益を対 2018 年比でみると、医業収益
の＋10.3％に対して医業費用は＋14.7％となり、医業利益の赤字額は拡大し、医業利益率は 2018
年度の－4.2％から 2023 年度が－8.3％であった。経常利益は、2019 年度以前が赤字、医業外収益
の大幅な増収により 2020 年度～2022 年度は黒字に転じたが、2023 年度は赤字であった。
一病院あたりの医業利益の赤字額は、2018 年度の－48,929 万円から 2020 年度には－117,177 万
円まで拡大し、2023 年度は－105,801 万円へと増加した。経常利益では 2018 年度が－9,631 万円、
2019 年度－9,472 万円の赤字から、2020 年度には 33,028 万円の黒字に転じ、2021 年度は 84,748
万円で黒字額の最大であったが、2023 年度は―23,543 万円の赤字となった、
100 床あたりの平均で 2023 年度の医業利益は－26,333 万円、経常利益が―5,860 万円に対して、
コロナ関連の補助金等を除く経常利益は－11,321 万円、すべての補助金を除く損益差額について
も－22,225 万円の赤字であった。なお、コロナ関連緊急包括支援事業補助金額は、100 床あたり
5,461 万円であった。（表 9）
。
n=44
科目
（単位：千円）
一病院あたりの損益
2018年度
2019年度
2020年度
2021年度
100床あたりの平均
2022年度
2023年度
2018年度
2019年度
2020年度
2021年度
2022年度
2023年度
①医業収益
②医業費用
③医業利益（①-②）
④医業外収益
⑤医業外費用
⑥経常利益（（①+④）-（②+⑤））
11,696,468 12,061,386 11,471,383 12,185,753 12,467,997 12,798,000 2,886,883 2,976,951 2,831,328 3,024,613 3,103,246 3,185,383
12,185,758 12,648,969 12,643,153 13,067,555 13,542,701 13,856,015 3,007,648 3,121,976 3,120,540 3,243,484 3,370,737 3,448,720
-489,290 -587,583 -1,171,770 -881,802 -1,074,704 -1,058,014 -120,765 -145,025 -289,212 -218,871 -267,491 -263,337
597,296
678,313 1,688,300 1,936,618 1,843,932
998,917
147,422
167,419
416,701
480,686
458,949
248,627
204,317
185,451
186,243
207,335
195,905
176,342
50,429
45,772
45,968
51,462
48,760
43,891
-96,312
-94,720
330,288
847,481
573,322 -235,439
-23,771
-23,378
81,520
210,352
142,698
-58,600
コロナ関連の補助金を除く経常利益（⑥－⑦） -96,312
-95,322 -478,760 -224,468 -418,691 -454,874
-23,771
-23,527 -118,166
-55,715 -104,211 -113,217
医業利益率（③÷①）
-4.2%
-4.9%
-10.2%
-7.2%
-8.6%
-8.3%
-4.2%
-4.9%
-10.2%
-7.2%
-8.6%
-8.3%
経常利益率（⑥÷①）
-0.8%
-0.8%
2.9%
7.0%
4.6%
-1.8%
-0.8%
-0.8%
2.9%
7.0%
4.6%
-1.8%
※1_補助金（運営・施設・その他）
※2_補助金を除く医業外収益 （④－※1）
※3_損益差額 （③＋※2－⑤）
321,201
276,095
-417,513
⑦コロナ関連 緊急包括支援事業 補助金
⑧水道光熱費 補助金
⑨人材紹介会社へ支払う紹介手数料・委託料
375,896 1,383,978 1,603,526 1,458,588
302,417
304,322
333,092
385,343
-470,616 -1,053,690 -756,044 -885,266
602
809,048 1,071,949
0
992,013
7,106
3,304
657,501
341,417
-892,939
79,278
68,145
-103,049
219,436
13,110
8,773
92,777
74,642
-116,156
341,589
75,112
-260,068
398,009
82,676
-187,657
363,038
95,911
-220,340
148
199,686
266,067
0
246,909
1,769
822
対2018年 対2019年 対2020年 対2021年 対2022年
比
比
比
比
比
10.3%
14.7%
7.0%
10.5%
12.5%
10.5%
5.3%
6.3%
2.6%
2.3%
68.6%
-13.0%
48.5%
-4.1%
-40.3%
-4.5%
-48.3%
-14.7%
-45.8%
-10.0%
163,650 106.4%
84,978
24.7%
-222,250
76.4%
13.8%
-52.1%
13.1%
-58.9%
2.8%
-54.9%
-11.4%
54,617
3,263
2,184
（表９）一病院あたりの損益・100 床あたりの平均
Ⅶ．診療収益・診療単価・延患者数の前年同月比較（2023 年 6 月/2024 年 6 月）
（１）一病院あたりの診療収益の前年比
2023 年 6 月期及び 2024 年 6 月期の前年同月比較において入院＋外来の診療収益は、収入増病
院の割合が 50.8％に対して、対前年比は－0.42％の減収であった。入院、外来診療収益の増収病
院割合は、入院が 58.7％、外来が 26.0％となっていた。対前年比は、入院＋1.24％、外来－3.94％
であった（図 10）。
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