よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


議題4 別紙6 先進医療実施医療機関からの報告について (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44034.html
出典情報 先進医療会議(第136回 10/3)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

る。
病院全体として、先進医療の適切な実施に向けて制度を理解した上で先進医療に関する手続き等
を全般的に支援する体制整備が急務であると考える。

8. 当委員会の提言、再発防止について
(1)先進医療実施責任医師、先進医療実施グループ(診療科)へ求めること
・ 先進医療等の理解を深め、その制度を厳格に遵守し実施すること。
・ 適格基準に関して、事前に先進医療に適合しているか計画書等を確認した上で症例登録すること。
・ 全ての先進医療 A 及び B は、倫理委員会あるいは、認定臨床研究審査委員会の審査を経て、機関の
長の実施許可を受けること。
・ これらの手続きをもって、初めて医療支援課に先進医療の実施手続きに進むこと。
(2)病院組織へ求めること
・ 全ての病院職員に対し先進医療の教育を行い、医師のみならず、事務職員も意識向上を図ること。
・ 倫理委員会及び認定臨床研究審査委員会の委員においても、先進医療に関する教育を行うこと。
・ 既存の臨床研究監視委員会の下に先進医療等に特化した監視体制と専任チームを設置し、先進医療
の開始時における手続不備等の有無確認や、実施状況の定期モニタリング体制等を構築すること。
・ 倫理委員会においては、先進医療の制度を熟知されている有識者に意見を聴くこと。また、認定臨
床研究審査委員会においては、先進医療の審査をする際には技術専門員として、先進医療の制度に
精通する者からの意見書の提出を依頼すること。
・ 当該専任チームに先進医療の届出資料が提出された場合には、研究スキームに乗っていることを確
認することとし、研究計画書、同意説明文書等審査資料一式及び審査結果通知書の提出を求めるこ
と。

9. 結び
先進医療とは、国民の安全性を確保し、患者負担の増大を防止するといった観点も踏まえつつ、国民の
選択肢を拡げ、利便性を向上するという観点から、保険診療との併用が認められているものでる。
当院で実施されている先進医療 A のいずれの技術においても、必要な患者には非常に有用な検査法等
であり、いずれも重要な医療である。よって病院長には、当該技術を必要とする患者のためにも、上述に
記載した再発防止策の対応を早急に対応していただき、これらの先進医療技術を再開されたい。

以上

8

9