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「令和6年版過労死等防止対策白書」(概要) (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44199.html
出典情報 令和6年版過労死等防止対策白書(10/11)《厚生労働省》
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第4章


過労死等をめぐる調査・分析結果
労災支給決定(認定)事案の分析(労働時間以外の負荷要因別の事案数等)
(資料出所)労働安全衛生総合研究所過労死等防止調査研究センター「令和5年度



過労死等の実態解明と防止対策に関する総合的な労働安全衛生研究」をもとに作成

平成22年度から令和3年度までの12年間の労災支給決定(認定)事案のうち脳・心臓疾患事案について分析。
(但し、②、③の分析対象は、平成22年度から令和2年度までの11年間)



令和3年9月の脳・心臓疾患の認定基準の改正により、労働時間以外の負荷要因も加味するとされ、労働時間以外の負荷要因をみると
「勤務間インターバルが短い勤務」と「拘束時間の長い勤務」が各24件(各24.7%)、「不規則な勤務・交替勤務・深夜勤務」が21件
(21.6%)であった。

① 労働時間以外の負荷要因別の事案数

② 1か月当たりの拘束時間の平均値(業種別)

<認定基準改正(令和3年9月)前に基づく分類:平成22年度~令和3年8月>

○ 「320時間以上」の割合が高いのは「運輸業,郵便業」、「宿泊業,飲
食サービス業」、「建設業」。

0

500

1,000

拘束時間の長い勤務

858

交替勤務・深夜勤務

414

不規則な勤務

387

精神的緊張を伴う業務

0

(件)

合計(n=2,266)
建設業(n=215)
製造業(n=300)
情報通信業(n=77)
運輸業,郵便業(n=629)
宿泊業,飲食サービス業(n=224)
教育,学習支援業(n=30)
医療,福祉(n=61)

315

出張の多い業務

n=3,003

222

作業環境(温度、騒音、時差)

154

280時間未満

<認定基準改正(令和3年9月)後に基づく分類:令和3年9月~令和4年3月>
0

10

20

30

勤務間インターバルが短い勤務

24
24

拘束時間の長い勤務
不規則な勤務・交替勤務・深夜勤務

21

その他事業場外における移動を伴う業務

12
11
11

心理的負荷を伴う業務
休日のない連続勤務
作業環境(温度、騒音)

4
4

身体的負荷を伴う業務
出張の多い業務

1

n=97

10

20

90 100
(%)
26.7
23.0
17.3
32.9
25.1
26.0
23.3
25.6
37.0
29.0
14.3
19.7
33.8
32.5
18.2
15.6
19.2
20.0
16.9
43.9
17.0
21.0
20.5
41.5
50.0
23.3
10.0 16.7
42.6
18.0
19.7
19.7

280~300時間未満

30

40

50

60

70

300~320時間未満

80

320時間以上

③ 勤務間インターバルの平均値(業種別)
○ 「11時間未満」の割合が高いのは、「運輸業,郵便業」、「宿泊業,
飲食サ-ビス業」、「情報通信業」。

(件)

0

10

20

30

26.9
合計(n=2,181) 5.6
建設業(n=214) 1.4 17.8
24.7
製造業(n=300) 3.7
29.9
情報通信業(n=77) 3.9
35.0
運輸業,郵便業(n=563) 11.2
31.7
宿泊業,飲食サービス業(n=224) 5.4
教育,学習支援業(n=30)0.0 10.0
医療,福祉(n=60) 1.7 15.0
9時間未満

9~11時間未満

40

50

60

70

67.5
80.8
71.7
66.2
53.8
62.9
90.0
83.3
11時間以上

80

90 100
(%)

※②、③は、過労死等防止大綱で調査研究の重点対象とされている業種等が含まれる業種を記載

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