１）平時にも有事にも機能する個人を中心とした健康・医療情報インフラの早期実現
【提言先：内閣府】

① 平時にも有事にも機能する健康・医療情報インフラには、政府が2030年度までに構築を進

める全国医療情報プラットフォームと、その基盤上でデータを活用する標準的なPHRを期待

② 有事とはパンデミックに留まらず地震などの自然災害、火災、戦争、個人に生じる急病・外

傷等あらゆるものを含む

③ 平時に利用するシステムは、有事にも活用できるインフラの利用を想定して構築し、定期的

に有事に備えた訓練等も行い、平時にも有事にもスムーズな利用が可能とする

• 有事のデータ２次利用に関し、現在の日本の法制度では「感染や被害状況の即時モニタリ
ング」、「ワクチンの効果などの日～週単位での迅速な評価（イスラエルの例）」などは困難
• データ１次利用基盤である全国医療情報プラットフォームやPHRの、即時のデータ２次利
用を想定した構築や制度設計が必要
 1次利用：本来のデータ取得の目的(個人の診療・健康保持)のための利用、全国医療情報プラットフォームの電子カルテ共有 サービスはこれに含まれる
 2次利用：データ取得の目的外利用（研究利用など）

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