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資料1 新たな地域医療構想に関するとりまとめ(案) (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_46886.html
出典情報 新たな地域医療構想等に関する検討会(第15回 12/10)《厚生労働省》
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中的なリハビリテーションが効果的な場合は入院でのリハビリテーションを
提供しつつ、それ以外の場合には、介護老人保健施設等の他施設とも連携し
ながら、外来医療・在宅医療等におけるリハビリテーションの提供を含め、
患者の身体機能等に応じて、適切な場でリハビリテーションを提供すること
が求められる。



慢性期医療
療養病床については、地域医療構想の取組等に伴い、医療区分1の患者を
はじめとして入院患者が減少し、療養病床数も減少している。一方、介護施
設・高齢者向け住まいの利用者数は増加している。また、在宅医療と介護施
設、療養病床の一部については患者像が重複する場合があり、都道府県別の
療養病床数について、介護施設の定員数と合わせると地域差は縮小する。



こうした中、慢性期の医療提供体制については、今後増加する在宅医療の
需要に対応する観点からも、限りある資源を活用することが重要であり、地
域の慢性期医療・在宅医療の需要に対して、在宅医療・介護等のデータも踏
まえ、地域の資源の状況に応じて、療養病床だけでなく、在宅医療や介護施
設・高齢者向け住まい等とあわせて構築していくことが重要である。

(6)医師派遣・医師等の医療従事者の教育・広域な観点での診療
○ 医師派遣機能については、都道府県が関与し、地域医療支援センターを通
じた派遣が行われているほか、大学病院から直接派遣されているケースも多
く、大学病院は医師派遣について一定の役割を担っている。


医育機能については、大学病院本院では、卒前教育に加えて、多くの専門
研修プログラム、看護師等の医療従事者への教育等を通じて、地域において
幅広く質の高い医療人材の育成を担っている。



移植医療や難病に係る医療等は、大学病院本院が主体的な役割を担ってい
る。一方、大学病院本院以外であっても、腎移植、三次救急医療施設、総合
周産期母子医療センター等を担っている医療機関が存在する。



大学病院の関係者は半数程度の地域医療構想調整会議に参画している等、
都道府県と大学病院は医師派遣や地域医療構想に関して様々な形で連携して
いる。
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