第２期循環器病対策推進基本計画（令和５年３月閣議決定）分野別施策の概要

２．保健、医療及び福祉に係るサービスの提供体制の充実
④リハビリテーション等の取組

⑥循環器病の緩和ケア

【現状・課題】
⚫ 医療と介護の間で切れ目のない継続的なリハビリテーションの提供
体制をより一層構築していく必要がある。
⚫ 在宅で過ごす患者を含む継続的なリハビリテーションを提供するた
めに専門家の育成、地域の医療資源の効率的な活用、多職種が連携
して取り組む体制を構築する必要がある。

【現状・課題】
⚫ 循環器病は、初期段階から継続して緩和ケアを必要とする。

【取り組むべき施策】
⚫ 急性期から回復期及び維持期・生活期まで、循環器病患者の状態に
応じ、医療現場から介護の現場までの一貫したリハビリテーション
の提供等の取組の推進。
⚫ 複数の合併症を有する患者等にも適切なリハビリテーションが提供
できるような体制の構築の推進。

【取り組むべき施策】
⚫ 多職種連携や地域連携の下で、循環器病患者の状態に応じた適切な
緩和ケアを、治療の初期段階から推進。
⚫ 医師等に対する循環器病の緩和ケアに関する研修会等を通じた、緩
和ケアの提供体制の充実。

⑦社会連携に基づく循環器病対策・循環器病患者支援
⑤循環器病の後遺症を有する者に対する支援
【現状・課題】
⚫ 後遺症により介護が必要となった場合の福祉サービスの提供や後遺
症に対する支援が十分に享受できていない。心理的サポート等も必
要。
【取り組むべき施策】
⚫ 後遺症を有する者が、症状や程度に応じて、適切な診断、治療を受
けられ、社会生活を円滑に営むため、就労支援や経済的支援を含め、
必要な支援体制の整備。必要な福祉サービスの提供の推進、失語症
差等に対する意思疎通支援等の取組の推進。

【現状・課題】
⚫ 循環器病患者が、急性期から回復期、慢性期まで切れ目なく医療を
受けられるような在宅医療の体制整備や、医療と介護・福祉サービ
ス等の必要な支援が一貫して受けられる体制の整備が必要である。
【取り組むべき施策】
⚫ 全ての人々が地域、暮らし、生きがいを共に創り高め合う地域共生
社会の実現に向けた取組の推進。
⚫ かかりつけ医機能の充実や病診連携、その他多職種の連携による取
組の推進。

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