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資料4 参考資料 (70 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_52916.html
出典情報 「2040年に向けたサービス提供体制等のあり方」検討会(第4回 3/3)《厚生労働省》
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鳥取県 こうほうえんの取組事例(ICT機器導入で介護現場を変革)
1.基本情報

3.取組

◆ 鳥取県米子市に法人本部事務局を置き、昭和62年から介護、保
育、障がいといった総合福祉サービスを提供している法人
◆ 地域との共生を経営の基本とし、常に地域との連携、地域ニー
ズを先取りした事業を展開
◆ 事業所数121、職員数2,316名(令和6年10月現在)
鳥取県内以外でも東京都区内(北区・板橋区・新宿区・練馬
区・品川区・江東区)にて複合型施設を運営
◆ 社会福祉法人として初めて、「ハイ・サービス日本300選」
「おもてなし経営企業選」に選定される。介護分野では初の日
本経営品質賞(JQA)を受賞

◆ 機器管理の集約
iPhoneを導入し、ナースコールや見守り機器、記録システムの操作を
端末1台に集約
◆ ICT環境の整備
Wi-Fi環境を強化し、各システムが安定稼働できる環境を構築
◆ 見守りセンサー「眠りSCAN」の導入
センサーで入居者の睡眠状態をモニタリングし、異常時に通知する仕組
みを整備
◆ インカムの導入
職員間の迅速な音声情報共有を実現するため、ハンズフリーで利用可
能なインカムを採用
◆ 段階的な導入とトレーニング
職員が機器に慣れるよう、導入を段階的に行い、操作トレーニングを
実施

2.課題

4.期待される効果

◆ 複数端末の持ち歩きによる不便さ
職員はPHSや専用端末など複数の端末を使用が求められ、移動
中や作業中に操作が煩雑となり、ストレスが増していた
◆ 夜間の巡回業務の負担
職員が入居者の安全確認のために頻繁に巡回を行う必要があり
身体的負担や作業時間の増加が課題だった
◆ 見守り業務の効率化不足
利用者の状況を把握するためには直接居室を訪れる必要があり
複数の利用者の状況を確認する際には、各部屋を個別に訪問
するため、移動距離や労力がかかっていた
◆ 職員間の情報共有の課題
緊急時や業務中に職員同士で情報を迅速に共有する手段が限
られており、対応の遅れや連絡ミスが発生する場合があった

◆ 作業効率の向上
端末統合と効率的な業務遂行により、移動や操作の手間を削減
◆ 残業時間の削減
記録業務が効率化し、労働負担が軽減。
◆ 見守り業務の改善
居室訪問の移動距離を減らし、迅速で的確な対応を実現。
◆ 安全性の向上
異常通知による早期対応で入居者の安全を確保。
◆ 迅速な連携
インカムを活用した情報共有で対応速度と精度が向上。

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