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【資料3】「ポリオウイルスの取扱いに関する指針」(案)及び 「ポリオウイルスに対する緊急時対応計画」(案)の策定に向けて(報告)[1.7MB] (4 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_54655.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 感染症部会(第94回 3/26)《厚生労働省》 |
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ポリオ排除国におけるポリオウイルスの検出
○2022年以降、複数のポリオ排除国において、環境水サーベイランスからcVDPV2等が検出されている。
○ポリオウイルス封じ込め対策に不可欠なワクチン製造・診断・研究等を行うポリオウイルス基幹施設(Polio-essential facility;PEF)
における感染・流出事例や急性弛緩性麻痺(Acute flaccid paralysis;AFP)サーベイランス等による発生事案が報告されている。
主な検出由来
国(地域・都市)
時期
検出された
ウイルス
備考
AFP
サーベイランス
イスラエル
(エルサレム地
区)
2022年2月~
2023年2月
cVDPV2
cVDPV3
ワクチン未接種の3歳児がAFPを発症(VDPV3)したことを契機に、周辺地域で環境水サンプリングの頻度と場所を増やした
ところ2022年4月~7月にVDPV2検出。
2023年2月発症AFP症例からVDPV2検出
AFM※
サーベイランス
アメリカ
(ニューヨーク)
2022年4月~
2023年2月
cVDPV2
2022年7月、ワクチン未接種であった若年成人の麻痺発症例が報告。
2022年4月~2023年2月に採取した環境水検体からウイルス検出。
イギリス
(ロンドン)
2022年2月~
2022年11月
cVDPV2
2022年2月から11月初旬にかけて環境水からウイルスが継続的に検出。AFP症例の報告はなし。
2022年8月
cVDPV2
NY州の事例を受けた環境水サーベイランスにて、8月に採取した検体からウイルス検出。AFP症例の報告はなし。
2024年6月~
cVDPV2
2024年6月に環境水サンプルよりVDPV2検出。
2024年8月、ワクチン未接種の10か月の乳児がAFPを発症。
2024年9月より国際連合がガザ全域で10歳未満の子ども約64万人を対象に予防接種を実施。
スペイン
(バルセロナ)
2024年9月
cVDPV2
2024年9月に環境水サンプルよりVDPV2検出。AFP症例の報告はなし。(2024年10月18日現在)
ドイツ
(ハンブルグ等)
2024年10月
cVDPV2
2024年10月に環境水サンプルよりVDPV2検出。AFP症例の報告はなし。
ポーランド
(ワルシャワ)
2024年10月
cVDPV2
2024年10月に環境水サンプルよりVDPV2検出。AFP症例の報告はなし。
フィンランド
(タンペレ)
2024年11月
cVDPV2
2024年11月に環境水サンプルよりVDPV2検出。AFP症例の報告はなし。
イギリス
(ロンドン等)
2024年11月
cVDPV2
2024年11月に環境水サンプルよりVDPV2検出。AFP症例の報告はなし。
オーストラリア
(メルボルン)
2024年12月
VDPV2
2024年12月に下水サンプルよりVDPV2検出。感染源についての可能性として、海外でOPV接種した人が来豪し、排出し続
けていたと考えられている。AFP症例の報告はなし。
オランダ
2022年11月~
2023年1月
WPV3
PEFの1つであるワクチン製造施設の環境水サンプルからウイルス検出。WPV3を取り扱う機会のあった従業員を調べたとこ
ろ、1名のWPV3感染を確認。
フランス
2024年6月
WPV3
2024年6月にワクチン製造施設において、ばく露事例が発生。
シンガポール
2025年1月
-
カナダ
(モントリオー
ル)
イスラエル
(パレスチナ自治
区
(ガザ))
環境水サーベイランス
PEF
臨床
※ AFM;Acute flaccid myelitis(急性弛緩性脊髄炎)
2024年12月にインドネシア在住の免疫不全状態にある生後5ヶ月児がOPV接種後AFPを発症。2025年1月、シンガポールに医療
搬送され、VAPPと診断された。
参考:
・ポリオウイルスの取扱いに関する指針(案)より引用
・https://www.moh.gov.sg/newsroom/imported-case-of-vaccine-associated-paralytic-poliomyelitis-infection-in-singapore
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○2022年以降、複数のポリオ排除国において、環境水サーベイランスからcVDPV2等が検出されている。
○ポリオウイルス封じ込め対策に不可欠なワクチン製造・診断・研究等を行うポリオウイルス基幹施設(Polio-essential facility;PEF)
における感染・流出事例や急性弛緩性麻痺(Acute flaccid paralysis;AFP)サーベイランス等による発生事案が報告されている。
主な検出由来
国(地域・都市)
時期
検出された
ウイルス
備考
AFP
サーベイランス
イスラエル
(エルサレム地
区)
2022年2月~
2023年2月
cVDPV2
cVDPV3
ワクチン未接種の3歳児がAFPを発症(VDPV3)したことを契機に、周辺地域で環境水サンプリングの頻度と場所を増やした
ところ2022年4月~7月にVDPV2検出。
2023年2月発症AFP症例からVDPV2検出
AFM※
サーベイランス
アメリカ
(ニューヨーク)
2022年4月~
2023年2月
cVDPV2
2022年7月、ワクチン未接種であった若年成人の麻痺発症例が報告。
2022年4月~2023年2月に採取した環境水検体からウイルス検出。
イギリス
(ロンドン)
2022年2月~
2022年11月
cVDPV2
2022年2月から11月初旬にかけて環境水からウイルスが継続的に検出。AFP症例の報告はなし。
2022年8月
cVDPV2
NY州の事例を受けた環境水サーベイランスにて、8月に採取した検体からウイルス検出。AFP症例の報告はなし。
2024年6月~
cVDPV2
2024年6月に環境水サンプルよりVDPV2検出。
2024年8月、ワクチン未接種の10か月の乳児がAFPを発症。
2024年9月より国際連合がガザ全域で10歳未満の子ども約64万人を対象に予防接種を実施。
スペイン
(バルセロナ)
2024年9月
cVDPV2
2024年9月に環境水サンプルよりVDPV2検出。AFP症例の報告はなし。(2024年10月18日現在)
ドイツ
(ハンブルグ等)
2024年10月
cVDPV2
2024年10月に環境水サンプルよりVDPV2検出。AFP症例の報告はなし。
ポーランド
(ワルシャワ)
2024年10月
cVDPV2
2024年10月に環境水サンプルよりVDPV2検出。AFP症例の報告はなし。
フィンランド
(タンペレ)
2024年11月
cVDPV2
2024年11月に環境水サンプルよりVDPV2検出。AFP症例の報告はなし。
イギリス
(ロンドン等)
2024年11月
cVDPV2
2024年11月に環境水サンプルよりVDPV2検出。AFP症例の報告はなし。
オーストラリア
(メルボルン)
2024年12月
VDPV2
2024年12月に下水サンプルよりVDPV2検出。感染源についての可能性として、海外でOPV接種した人が来豪し、排出し続
けていたと考えられている。AFP症例の報告はなし。
オランダ
2022年11月~
2023年1月
WPV3
PEFの1つであるワクチン製造施設の環境水サンプルからウイルス検出。WPV3を取り扱う機会のあった従業員を調べたとこ
ろ、1名のWPV3感染を確認。
フランス
2024年6月
WPV3
2024年6月にワクチン製造施設において、ばく露事例が発生。
シンガポール
2025年1月
-
カナダ
(モントリオー
ル)
イスラエル
(パレスチナ自治
区
(ガザ))
環境水サーベイランス
PEF
臨床
※ AFM;Acute flaccid myelitis(急性弛緩性脊髄炎)
2024年12月にインドネシア在住の免疫不全状態にある生後5ヶ月児がOPV接種後AFPを発症。2025年1月、シンガポールに医療
搬送され、VAPPと診断された。
参考:
・ポリオウイルスの取扱いに関する指針(案)より引用
・https://www.moh.gov.sg/newsroom/imported-case-of-vaccine-associated-paralytic-poliomyelitis-infection-in-singapore
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